北海道で有料老人ホームを探すとき、費用の目安がわからないと予算を立てられません。
本記事では、ケアスル 介護に掲載されている北海道の有料老人ホーム386施設の料金データを集計しました。
エリア別・近郊エリア別・施設種別の3つの切り口で、費用相場を示します。
費用を抑える方法と、実際に費用の安い施設の探し方もあわせて解説します。
掲載施設の空室状況や料金は、北海道の有料老人ホーム・介護施設一覧から確認できます。
北海道の有料老人ホームの費用相場
北海道の有料老人ホームの費用相場は、月額11.6万円・入居一時金10万円です。
いずれも中央値で、入居一時金は0円プランしかない施設を除いた金額になります。
ここでの有料老人ホームは、介護付きと住宅型の386施設を指します。
相場に平均ではなく中央値を使うのは、平均が12.7万円まで引き上げられるためです。
北海道には高額帯の施設があり、平均は実態から離れます。

最も多い価格帯は15万円未満で、77.2%の施設がここに入ります。
月額40〜50万円の施設は0.3%にとどまります。
入居一時金は、54.4%の施設が0円プランを用意しています。
一方で、数千万円単位の前払い金が必要な施設も存在します。
金額の幅が大きいのは、支払い方法が2つあるためです。
・前払い方式|入居時に家賃相当額をまとめて払い、毎月の支払いを抑える
・月払い方式|入居一時金を0円または敷金程度にし、家賃を毎月払う
同じ施設が両方のプランを用意していることも珍しくありません。
入居一時金の高さだけで候補から外さず、月払いプランの有無を確認してください。
北海道の水準を、全国の有料老人ホーム7,478施設と比べます。
北海道の相場は、全国平均より月3.3万円安い水準です。
1年では約4万円、5年では約2万円の差になります。
都道府県ごとの費用差は次の記事で解説しています。

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【エリア別】北海道の有料老人ホーム費用相場
北海道内の相場を4つのエリアに分けると、最も高い札幌市が13.1万円、最も安い旭川市が9.9万円です。
エリア間の差は月3.2万円、年間では約38万円になります。
市区町村まで細かく見ると開きはさらに大きく、最も安いのは千歳市の9.7万円です(4施設)。
最も高い恵庭市の19.2万円とは2.0倍の差があります。
エリアごとの内訳は次の見出しから確認できます。
通院先や家族の自宅からの距離に折り合いがつくなら、相場の低いエリアまで範囲を広げてください。
同じ予算で選べる施設数が増えます。
札幌市の有料老人ホーム費用
札幌市で最も高いのは札幌市清田区の15.9万円(7施設)です。
最も安いのは札幌市豊平区の12.1万円(18施設)で、エリア内の開きは1.3倍になります。

札幌市全体の相場は13.1万円で、北海道全体の11.6万円と比べると高めの水準です。
旭川市の有料老人ホーム費用
旭川市の相場は9.9万円です。
掲載施設は68施設で、北海道全体の11.6万円と比べると低めの水準になります。
函館市の有料老人ホーム費用
函館市の相場は10.2万円です。
掲載施設は24施設で、北海道全体の11.6万円と比べると低めの水準になります。
その他エリアの有料老人ホーム費用
その他エリアで最も高いのは石狩郡当別町の23.8万円(1施設)です。
最も安いのは留萌市の3.3万円(1施設)で、エリア内の開きは7.2倍になります。

その他エリア全体の相場は11.1万円で、北海道全体の11.6万円と比べると低めの水準です。
北海道と北海道近郊の有料老人ホーム費用比較
北海道に隣接する3県の相場は、岩手県12万円〜青森県8.2万円です。
このうち2県が北海道を下回ります。

青森県を選ぶと、北海道より月3.4万円抑えられます。
年間では約4万円の差になります。
県境の施設は、自宅から車で30分圏内という立地も珍しくありません。
検索範囲を隣接県まで広げると、同じ予算で選べる施設が増えます。
【種類別】北海道の有料老人ホームの費用相場
北海道で検討される5つの施設種別について、月額費用の相場は次のとおりです。
- 介護付き有料老人ホーム:14.4万円(151施設)
- 住宅型有料老人ホーム:10.6万円(235施設)
- サービス付き高齢者向け住宅:10.2万円(322施設)
- グループホーム:8.1万円(830施設)
- ケアハウス:7.2万円(26施設)
最も高い介護付き有料老人ホームと最も安いケアハウスの差は、7.2万円です。

サービス付き高齢者向け住宅・グループホーム・ケアハウスは、有料老人ホームとは別の類型です。
同じ予算帯で比較検討されるため、参考として並べています。
費用差が生まれる理由は、介護サービスの提供方式が種別ごとに違うためです。
- 介護付き有料老人ホーム|特定施設の指定を受け、介護サービス費が要介護度ごとの定額になります
- サービス付き高齢者向け住宅|賃貸借契約が基本で、安否確認と生活相談が必須サービスです
- 住宅型有料老人ホーム|介護は外部の居宅サービスと個別契約するため、使うほど自己負担が増えます
- グループホーム|認知症の方が5〜9人で共同生活します。施設と同じ市区町村の住民が対象です
- ケアハウス|軽費老人ホームC型で、利用料が所得に応じて変わるため最も抑えられます
種別ごとに価格の散らばり方も違います。
同じ種別でも、価格帯によって選べる施設数が変わります。




介護付き有料老人ホームは入居一時金も20万円と5種別で最も高くなります。
家賃を前払いする方式のプランを持つ施設が多いことが理由です。
ただし57.6%の施設は入居一時金0円のプランも用意しています。

ピッタリの施設を提案します
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北海道の有料老人ホーム費用を安くするためには?
北海道の相場は全国平均より安い水準ですが、県内でも選び方で費用はさらに変わります。
北海道ならではの費用の抑え方を解説します。
同じ北海道内でも、石狩郡当別町の23.8万円と千歳市の9.7万円では月14.1万円の開きがあります。
年間に直すと約169万円の差です。
施設種別や設備を変えなくても、エリアを変えるだけで負担は下がります。
現実的な選び方は、通院先と家族の自宅からの距離で許容範囲を先に決めることです。
そのうえで、範囲内にある市区町村のうち相場の低いエリアを優先して探します。
面会のしやすさを大きく損なわずに、月々の負担だけを下げられます。
なお北海道は、介護保険の地域区分(級地)による単価差がほとんどありません。
エリアを変えても介護保険の自己負担は変わらないため、施設ごとの利用料そのものを比べるのが近道になります。
次章で、実際に費用の安い施設を探せます。

北海道の有料老人ホームで費用が安い施設
ここまでは相場の話でしたが、実際に入居できるのは個々の施設です。
北海道に掲載している施設を、月額費用の安い順に並べて探せます。
市区町村・月額料金の上限・要介護度・認知症の受け入れで絞り込めます。
・月額に何が含まれるか|家賃・管理費・食費の内訳と、介護保険の自己負担が別途かかる点を確認する
・入居一時金の有無|月額が安くても前払い金が高い場合があるため、総額で比べる
・住み替えの条件|グループホームは施設と同じ市区町村に住民票がある方が対象になる
相場より安い施設には理由があります。
駅から遠い、居室が狭い、築年数が経っている、といった条件とのトレードオフです。
金額だけで決めず、見学して本人の生活に合うかを確かめてください。

北海道の有料老人ホーム費用相場のまとめ
北海道の有料老人ホームの費用相場について、本記事の要点をまとめます。
北海道の相場は11.6万円ですが、この1つの数字で施設選びは決まりません。
エリアと施設種別を変えるだけで、月に数万円は動きます。
予算に合う施設を絞り込むには、条件を整理して複数の施設を比較することが近道になります。
ケアスル 介護では、入居相談員が予算と本人の状態をうかがい、対象エリアの施設をまとめて提案しています。
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