看取り・ターミナルケアに対応している施設にまつわる質問について回答します。
具体的にはどのようなケアをしてくれるの?
一般的な介護などのサービスに加え、苦痛の緩和や悔いのない最期を迎えるための準備などのサービスを受けることができます。
苦痛の緩和については、身体が楽になる体位に調整する、呼吸が困難になることが原因で末端が冷えた際には足先を温めるなどのケアを行い、苦痛の緩和をします。その他にも、精神的に不安になりやすい終末期には、手を握るなどのスキンシップを取り、少しでも安心できるよう不安を取り除くためのケアを行います。
最期を迎えるための準備については、危篤時に家族や医師に連絡を取り準備を行う、また親族と会える場を設けるための連絡や準備など、入居者本人だけでなくご家族の方へ向けたサポートも行っています。
看取り後はどういった対応をしてくれるの?
施設での看取り後は、エンゼルケアや死亡診断書の発行、葬儀会社への連絡などの対応を行ってくれます。
エンゼルケアとは、生前の面影を可能限り取り戻すために、メイクを行ったり装いを整えたりするケアを指します。看取り後、最後の家族との時間を過ごした後に行うのが一般的です。
エンゼルケアが終わった後には、医師による死亡診断書の発行、葬儀会社への連絡・手続きなどの対応を行ってくれます。事前に葬儀会社を決めていない場合でも、施設から紹介してもらえるため安心です。
このように、看取り後もある程度のサポートを受けることができます。