リハビリありの施設にまつわる質問について回答します。
リハビリと機能訓練の違いは?
リハビリと機能訓練では、医師の指示のもと行われているかという点で大きく異なります。
リハビリとは、可能な限り自立した生活を送ることができるよう、立ち上がりや歩行といった基本動作や話す・聞くといった身体機能の回復を目指す活動です。
一方で、機能訓練は医師の指示が必要なく、機能訓練指導員と呼ばれるスタッフによって行われます。リハビリでは医師の指示のもと、理学療法士や作業療法士などの専門家によって行われる活動となります。
つまり、両者を比較すると、リハビリの方がより専門的であると言えるでしょう。
参照:日本リハビリテーション医学会「リハビリテーションと機能訓練」
理学療法士や作業療法士などの違いがよくわかりません
リハビリの専門職として、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士がありますが、それぞれリハビリの内容や役割が異なります。
理学療法士:起きる・立つ・座るといった起居動作や歩行訓練など、運動機能や動作能力の回復を目指す。
作業療法士:着替え・入浴・料理といった日常生活で必要とする動作を自らできるようになるために、機能の回復・維持を図る。
言語聴覚士:聞く・話す・飲み込むといった言語や聴力、嚥下に関わる障害を抱えた者に対して、言語機能の改善等を支援する。
特定の機能のリハビリが受けたいという場合には、その機能のリハビリに対応している専門家が配置されているかまで確認するといいでしょう。
参照:桜十字病院「リハビリテーションの種類」