高知県の介護施設の状況
入居時の一時金の平均値は13.4万円、月額料金の平均値は14.8万円となっており、かなり安いエリアに該当します。
新規の入居施設も増えてきており、2021年には6施設の新たな介護施設が誕生しています。
掲載されている施設数では、グループホームが多く、ついで特別養護老人ホーム、住宅型有料老人ホームの順となっています。
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入居時の一時金の平均値は13.4万円、月額料金の平均値は14.8万円となっており、かなり安いエリアに該当します。
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中央値 | 平均値 | |||
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入居金 | 月額費用 | 入居金 | 月額費用 | |
介護付き有料老人ホーム | 0万円 | 11.5万円 | 0万円 | 11.5万円 |
住宅型有料老人ホーム | 5万円 | 11.5万円 | 1.8万円 | 18.6万円 |
サービス付き高齢者向け住宅 | 0万円 | 11.9万円 | 44.9万円 | 20.0万円 |
グループホーム | 0万円 | 8.4万円 | 0.5万円 | 8万円 |
特別養護老人ホーム | 0万円 | 7.4万円 | 0万円 | 7.4万円 |
高知県の高齢者対策については、以下の3つのポイントが挙げられます。
高知県の高齢者保健福祉計画において、「介護予防の推進と生活支援サービスの充実」が掲げられています。この政策は、高齢者が自立した生活を送ることができるよう、介護予防に取り組むことや、生活支援サービスを充実させることを目的としています。 具体的には、軽度者への専門職による短期集中的なサービス(通所型サービスC)の提供を実施する市町村が少ないため、その提供を促進することや、あったかふれあいセンターにおける介護予防サービスの充実を図ることが挙げられます。これらの取り組みを通じて、高齢者が自立した生活を送り続けることができるよう、介護予防に取り組むことや、生活支援サービスを充実させることで、地域全体の高齢者福祉の向上を目指しています。
参考:高知県「高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業支援計画」
高知県では、高齢者福祉政策の一つとして「在宅療養体制の充実」を掲げています。この政策では、高齢者が自宅で療養することを支援するため、在宅医療や在宅歯科医療などの医療サービスを充実させること、介護サービスや訪問看護サービスなどを提供し、高齢者が自立した生活を送ることができるよう支援することに取り組んでいます。 さらに、地域住民や地域団体との連携も重視しています。この政策は、高知県内において高齢化社会が進展する中で必要不可欠なものであり、在宅療養体制の充実によって、高齢者が自立した生活を送ることができるよう支援し、地域全体で高齢者福祉を推進することを目指しています。
参考:高知県「高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業支援計画」
高知県では、高齢者福祉政策の1つとして「総合的な認知症施策の推進」に取り組んでいます。この政策では、認知症に対する理解を深め、認知症の人が地域で安心して生活できるよう支援することを目的としています。 具体的には、認知症に関する理解促進や予防の推進、ゲートキーパー機能の強化、認知症の早期発見・医療体制の充実などが挙げられます。また、地域で安心して生活できる支援体制を充実させるために、在宅療養体制や入退院支援体制の構築なども行われています。そのほか、若年性認知症施策の推進や研究開発・デジタル化の促進も行われています。これらの取り組みによって、高齢者だけでなく若年層でも認知症に対する理解が深まり、地域全体で認知症対策が進展することを目指しています。
参考:高知県「高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業支援計画」
「あったかふれあいセンター」は、高齢者の社会参加や健康づくりを支援する施設であり、高知県内に高知県内に34箇所あります(令和2年12月現在)。この施設では、地域内で専門職が関与した介護予防の取り組みを実施しています。 具体的には、運動や食事などの健康づくりプログラムや、趣味や文化活動などの社会参加プログラムが提供されています。また、認知症予防のためのトレーニングプログラムも実施されており、地域住民からも高い評価を得ています。 さらに、「あったかふれあいセンター」では、地域住民が主体となって介護予防に取り組むことも推進しており、住民主体の介護予防の取り組みは1,372箇所あり、地域全体で介護予防に取り組むことで高齢者福祉の向上を目指しています。
参考:高知県「【高知型福祉】あったかふれあいセンター」
「高知家@ライン」は、ICT(情報通信技術)を活用した情報共有システムです。複数の事業所間で医療職と介護職が在宅療養者のケアを行ううえで必要な情報を互いに共有し、適時・適切なケアを実践することを利用目的としており、2017年より運用が行われています。高知県は、「高知県@ライン」の活用を通じて、多職種間での連携を促進し、在宅療養支援をさらに推進することに取り組んでいます。
参考:高知大学「高知家@ライン」
高知県では、かかりつけ医認知症対応力向上研修の修了者及び認知症サポート医のうち、名簿への掲載に同意した医師を「もの忘れ・認知症相談医(こうちオレンジドクター)」として登録しています。その名簿を公表することで、もの忘れや認知症について相談しやすい体制を整備し、認知症の早期発見や早期対応に繋げることを目指しています。
参考:高知県「高知県もの忘れ・認知症相談医(こうちオレンジドクター)について」
介護付き有料老人ホームとは、24時間介護スタッフが常駐し食事や入浴、排せつなどの生活介助サービスから掃除や洗濯などの身の回りの世話まで行ってくれる介護施設です。民間企業が運営しているため、入居条件、設備やサービス内容、レクリエーションまでバリエーションが豊富であることが特徴です。
また、介護保険制度上の「特定施設(特定施設入居者生活介護)」の指定(認定)を都道府県または各市区町村から受けていいるのも特徴です。特定施設の指定を行政から受けるには、運営・設備・人員といった基準を合格しなければいけません。
特定施設の認定を受けていると、介護保険制度を利用して生活に必要な介護サービスを受けることが出来るので毎月定額で利用でき、外部の事業者と「利用する介護サービスだけ契約」という手間がかかりません。
介護付き有料老人ホームの費用はおおよそ、月額10~30万円ほどが相場となります。
入居一時金は、施設によって金額がかなり異なります。入居一時金を設定していない施設もあれば、数百・数千万円ほどの価格を設定しているところもあるため、施設ごとに確認するようにしましょう。
月額費用としては、居住費、管理費・水道光熱費、食費、施設介護サービス費用が主な費用として掛かります。
介護付き有料老人ホームには厳密に言うと、「介護専用型」「混合型」「一般型(自立型)」の3種類ありますが、原則としてすべての施設で65歳以上の高齢者が入居の対象となります。
介護型は要介護1以上の認定を受けている方、混合型は自立の方から要介護の認定を受けている方まで入居できるので介護度が異なる夫婦でも入居できるのが特徴です。
また、寝たきりの方であっても看取り対応をしている施設もあるので、自立した生活ができない方でも入居できる施設が多くあることが特徴と言えるでしょう。
事前相談から入居まで、親身にサポートします。
ご家族含めて納得できる施設に出会えるよう、お手伝いさせて頂きます。