認知症対応可能な老人ホームにまつわる質問について回答します。
若年性認知症の方でも老人ホームに入居できますか?
老人ホームの入居条件は、原則60~65歳以上の高齢者としていますが、医師から特定疾病「初老期における認知症(アルツハイマー病、血管性認知症、レビー小体型認知症)」と診断を受けた場合、40歳から老人ホームに入居できることがあります。
認知症対応可能の老人ホームに入居する際は、施設側より医師から認知症の診断を受けている(診療情報提供書や主治医意見書で病名を提示できる)ことを条件としているところが多いです。
入居後も安心した生活を送るためにも、認知症の症状に適したケアを受けられる施設を選ぶことが大切です。
認知症専門ケアとは何ですか?
認知症専門ケア加算のある老人ホームでは、認知症介護に関する研修を受講したスタッフが一定数勤務している他、介護スタッフに対して定期的な研修を実施しています。
認知症専門ケアは1日当たり3~4単位数加算されるため、1か月に換算すると大体90~120円程度です。費用の加算はあるものの、認知症に関する専門的なケアを受けられるのは、入居者にとってもメリットであると言えます。
認知症の方を介護するのは本来高度なスキルや経験が必要です。施設見学に行った際には、適切な認知症ケアを行うための教育や育成の仕組みができているか聞いてみましょう。