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(3ページ目)退去体験談一覧122

老人ホーム・介護施設の退去体験談の一覧ページです。
女性
症状なし
車椅子
鼻腔・経管栄養
入居者:86歳/女性/実の父母/要介護2/病院に入院している

住宅型有料老人ホームクローバーの退去体験談

急に亡くなってしまったんです。 施設からの連絡では、前日まで普通にしていたのに、次の日には呼吸が止まっていました、という感じで…。危篤とか、そういった知らせも何もありませんでした。 もしかしたら病院のほうが手厚く見てもらえたんじゃないか、という気持ちが消えません。施設にお願いしたこと自体に何かがあったわけではないんです。ただ、施設への入居を決めた自分の選択が、本当に正しかったのかという思いが残っています。
取材日:2025/06/22
執筆者:岸川京子
女性
物忘れ
車椅子
胃ろう
入居者:89歳/女性/実の父母/要介護4/その他施設に入居している

すまいるホーム上津・弐番館の退去体験談

退去のきっかけは、父の転倒による怪我と、それによって胃ろうになったこと、そしてコロナ禍における施設の対応への不満が重なったことです。 入居してすぐに転倒し、病院で飲み込みが悪いと診断されて胃ろうになりました。父は食べることに強い欲求を持っていたため、口から食事が摂れなくなることは非常につらかったと思います。転倒の原因も、入居時に「ポータブルトイレやトイレへの誘導が可能」と聞いていたにもかかわらず、実際には入居初日からオムツを着用させられたことが大きいと感じています。父はこれまで自分でトイレに行っていたので、オムツに抵抗があり、トイレに行こうとして転倒してしまったのでは...と思っています。 また、新型コロナウイルスの感染対策のため、入居後は面会がガラス越しにしかできませんでした。父は耳が遠いため、ガラス越しではほとんど会話ができず、父がガラスを開けようとする仕草を見て、私自身も胸が締め付けられる思いでした。他の施設では、ここまでの面会制限はしていないと聞き、この施設の面会制限の厳しさには疑問を感じました。 さらに、入居直後の転倒事故にもかかわらず、施設長からの謝罪が一切なかったことにも不満が募りました。入居して間もなく施設長が退職することになったと聞き、その後も施設の大元や後任の方からの説明や謝罪は一切ありませんでした。父は怪我をして胃ろうになるという重大な事態にまで発展したのに、施設側から誠意ある対応が見られなかったことは非常に残念で、不信感が募りました。以前お世話になった施設では、転倒があった際には大元からも丁寧な謝罪があったため、余計にそう感じたのかもしれません。 退去する際には「次の施設が決まってから1ヶ月は在籍する必要がある」という決まりがあり、他の施設からは「すごい縛りですね」と言われるほど厳しい条件でした。その間も胃ろうになった父の次の受け入れ先を探すのに非常に苦労しました。 退去する日、荷物を取りに施設へ行った際、大声で鼻歌を歌っている入居者さんに対して、職員さんが「うるさーい!」と注意しているのを見て、驚きを隠せませんでした。環境として本当に良いのかと心配になりました。こうした状況も退去を決断する大きな要因となりました。
取材日:2025/06/22
執筆者:谷口美咲
女性
その他
歩行器
症状なし
入居者:87歳/女性/実の父母/要介護2/病院に入院している

ハートヒルズ岩塚の退去体験談

父は「ハートヒルズ岩塚」に入居して数か月後に亡くなりました。直接の原因は誤嚥性肺炎です。もともと食が細く、食べる機能も低下していたため、病院で嚥下トレーニングも試みましたが、軌道が細く、うまく食事が摂れませんでした。食べなければ元気が出ないと思い、食事は摂らせていましたが、それが誤嚥につながってしまったようです。 誤嚥性肺炎は高齢者に非常に多い疾患だと聞きます。嚥下機能の低下は、加齢とともに避けられない問題であり、特に認知症がある場合は、嚥下状況の把握や食事の介助がより一層難しくなります。施設の方も細心の注意を払ってくださっていましたが、完全に防ぐのは難しいことなのだと実感しました。施設の対応に問題があったわけではありません。むしろ、急な体調の変化にも迅速に対応してくださり、最期まで手厚く看取っていただきました。看取りまで対応してくれる施設を選んでいたことで、自宅で無理をして介護するよりも、父にとっても私たち家族にとっても、後悔のない選択ができたと思っています。
取材日:2025/06/22
執筆者:谷口美咲
女性
物忘れ
車椅子
骨折・骨粗しょう症
入居者:88歳/女性/実の父母/要介護3/病院に入院している

ゆうゆうシニア館・那珂川の退去体験談

父は「ゆうゆうシニア館・那珂川」に入居して3ヶ月ほどで体調が悪化し、救急搬送されて入院しました。その後、約2週間で永眠しました。最期まで施設の方々は親身に対応してくださり、病院への転院後も療養施設ではなく、慣れたホームで最期を迎えたいと伝えたところ、快く受け入れてくれました。 直前に血圧が下がってしまい、残念ながら施設に戻ることはできませんでした。短期間の入居ではありましたが、本当に手厚いサポートをしていただいたと感謝しています。
取材日:2025/06/22
執筆者:谷口美咲
女性
物忘れ
車椅子
症状なし
入居者:89歳/女性/実の父母/要介護3/病院に入院している

住宅型有料老人ホーム ナースサイドヴィラ京王八王子の退去体験談

母は施設に入居して、1か月程度で入院してしまいました。その後、約1ヶ月病院にいましたが、その後亡くなりました。そのため、施設にはわずか1ヶ月しかいませんでした。 退去に関して少し困ったことがありました。母が亡くなった翌月分の施設費用まで、支払わないといけなかったんです。施設側からは事前の説明がなかったように記憶しており、明細が来た時に「なぜこの金額なの?」と驚きました。施設側は説明したと言うかもしれませんが、私には覚えがなかったので、そこが唯一引っかかりました。
取材日:2025/06/19
執筆者:谷口美咲
女性
妄想
歩行器
症状なし
入居者:87歳/女性/義理の父母/要介護1/自宅(同居)

ニチイケアセンターこゆるぎの退去体験談

残念ながら、最終的に母は施設を退去することになりました。その一番の理由は、母の性格と施設の環境が合わなかったことです。母は元々、とても活動的で、外出したり、色々な場所に出かけたりするのが好きなタイプでした。しかし、介護施設という環境では、どうしても行動が制限されてしまいます。 特に、施設には面会や外出の回数に制限がありました。具体的には、月に外泊・面会は合わせて2回までと決まっていたんです。母は自由に外出できないことに大きなストレスを感じているようでした。私たちはできる限り母の希望を叶えたいと思っていましたが、施設のルールがあるため、なかなか思うようにいきませんでした。母の様子を見ていると、日ごとに不満が募っているのがわかり、このままでは母にとって良くないと感じたため、退去を決断しました。施設選びにおいて、介護や医療のサポート体制はもちろん大切ですが、それ以上に本人の性格や希望に合った生活ができる環境かどうかが、長く安心して暮らすためには非常に重要だと痛感しました。
取材日:2025/06/19
執筆者:谷口美咲
女性
症状なし
車椅子
症状なし
入居者:76歳/女性/実の父母/要介護4/老健に入居している

ル・レーヴ羽生古島の退去体験談

約2年間お世話になりましたが、最終的に退去を決意しました。 一番の理由は、やはり期待していたリハビリが受けられなかったことです。見学時に聞いていた話と、入居後の実情が大きく異なってしまいました。リハビリ担当の方が不在のままで、施設長も代わり、リハビリに対する考え方も変わってしまった。「これでは、いつか歩けるようになるかもしれない」という当初の期待は、叶わないままでした。母の身体状況が改善しないどころか、後退しているようにさえ感じられたのは、家族として辛いものがありました。 そんな状況を見ていた妹が、「うちで面倒を見たい」と言い出してくれたんです。母の状態もなかなか改善しないし、正直なところ、当初期待していたリハビリなどのサービスが受けられない状況で、月々の費用を払い続けることに疑問も感じ始めていました。「このサービス内容でこの金額は見合わないかもしれない」と。 これらの要因が重なり、最終的には妹の家で一緒に暮らすことになりました。私たち家族としては、その方が母にとって良いだろうという判断でした。
取材日:2025/04/30
執筆者:岸川京子
女性
物忘れ
車椅子
糖尿病・インスリン
入居者:87歳/女性/実の父母/要介護5/病院に入院している

アンサンブル豊田曙の退去体験談

一番の理由は、生活の中で季節を感じられるような行事がほとんどなかったことです。「春にはお花見とか、季節ごとの行事はありますか?」と尋ねた時に、「特にないです」と言われた時は、少しショックでした。母には季節の移り変わりを感じながら過ごしてほしかったので…。 そしてもう一つ、大きな理由はパジャマに着替えないことでした。「パジャマは必要ですか?」と聞いたら、「いりません。着替えませんから」と言われてしまって。どうやら、お風呂に入ったら次の日の服に着替えて、そのまま寝るというスタイルだったようなんです。私としては、寝る時にはパジャマに着替えるという、普通の生活リズムを大切にしてほしかったので、「ここはちょっと違うかもしれない」と感じました。料金が少し高めだったこともあり、他の施設を探すことにしたんです。 スタッフの方には本当に良くしていただきましたし、退院後すぐに見つけてくださったことには感謝しているのですが、母が毎日を過ごす場所としては、もう少し違う環境が良いのではないかと思いました。
取材日:2025/04/25
執筆者:岸川京子
男性
物忘れ
車椅子
たん吸引
入居者:87歳/男性/実の父母/要介護4/病院に入院している

すまいるハッピー日進の退去体験談

父は、入居していた施設で穏やかに過ごし、昨年の冬に亡くなりました。施設で最期を迎えられた形になります。 今改めて振り返ると、父の退院が迫り、本当に切羽詰まった状況で探し始めたのがきっかけでした。そんな大変な状況でしたが、幸運にもこの施設に出会うことができました。自宅から車で40分という距離で、何よりスタッフの皆さんの対応が素晴らしかった。おかげで父は穏やかな最期を迎えられたのだと、心から感謝しています。
取材日:2025/04/26
執筆者:岸川京子
男性
物忘れ
症状なし
入居者:81歳/男性/実の父母/要介護1/自宅(独居)

SOMPOケア そんぽの家S京都嵐山の退去体験談

退去の一番の理由は、サ高住という施設の形態が、その時の母の認知症の症状に合わなくなってきたという点に尽きます。 入居からしばらく経った頃、母の認知症がかなり進行してしまったと感じるようになりました。ネットで「人との接触がなくなると認知症は進行しやすくなる」という情報を見たこともあり、このままではいけない、と強く感じたんです。 施設自体は本当に素晴らしく、スタッフの皆さんもサービスの範囲内でやれることをすごくやっていただいて。決して施設やサービスが悪かったわけではないんです。すごく良い施設だったと今でも思っています。 ただ、妄想の症状があり、孤独を感じやすい母にとっては、常に誰かの目があり、リビングのような場所で自然に人と関われるグループホームのような環境の方が合っているんじゃないかと。個室で過ごす時間が長いことが、結果的に症状の進行や孤独感を強めてしまったのかもしれない、と判断しました。
取材日:2025/06/16
執筆者:岸川京子
女性
物忘れ
車椅子
たん吸引
入居者:77歳/女性/配偶者/要介護5/病院に入院している

SOMPOケア ラヴィーレ町田小山の退去体験談

IVHポートにしてから1ヶ月ほど、穏やかな日々を過ごしていました。しかし、昨年の暮れ頃から主人は徐々に弱ってきており、子どもとは「春までもつかな…」と話していたんです。 そして、今年の2月。その日は突然やってきました。 夜中の11時半頃でした。施設から「ご主人が心筋梗塞の発作を起こしました」と連絡が入ったのです。驚いたのは、その発見の経緯です。職員の方が、夜11時に一度見回りをして、そのわずか30分後、11時半にもう一度見回りに来てくれた際に、主人の異変に気づいてくれたというのです。 深夜にもかかわらず、これほど短い間隔で見守ってくれていたおかげで、発作をすぐに発見し、救急搬送に繋げてくださいました。私たちはすぐに病院へ駆けつけましたが、残念ながら、主人はそのまま息を引き取りました。 悲しい別れではありましたが、もし発見が遅れていたら…と思うと、感謝しかありません。最後の瞬間まで、本当に手厚いケアの中で見守っていただけたのだと、心からそう思っています。
取材日:2025/06/17
執筆者:谷口美咲
女性
症状なし
見守り
症状なし
入居者:94歳/女性/実の父母/要介護1/病院に入院している

さわやか桜弐番館の退去体験談

入居して5ヶ月ほど経った頃、父は体調を崩してしまい、病院に入院することになりました。結果的に、それが施設を退去するきっかけとなりました。 短い期間ではありましたが、今振り返ると、父にとって新しい環境に完全に慣れるのは少し難しかったのかもしれない、と感じています。 一番は、リハビリについてです。入居前は「リハビリもある」と聞いて少し期待していました。しかし、父からすると、以前自宅に来てくれていた整体師さんのマッサージに比べて物足りなさを感じていたようです。「リハビリが足りない」とこぼすこともありました。 もちろん、施設の方針として、入居者さんの体に負担がかからないように、環境に慣れるまでは無理のない範囲で、というご配慮があったのだと理解しています。ただ、父の「もう少し体を動かしたい」という気持ちと、施設側の安全を第一に考える方針との間に、少しギャップがあったのかもしれません。結果として、少しずつ歩くのが難しくなっていってしまったことには、家族として「もっと何かできたことはなかったか」と今でも考えることがあります。 また、人との関わり方も課題でした。前のケアチームとは長年の付き合いで、父も心を許していましたが、新しい施設のスタッフさんたちとは、そこまでの関係を築く前に退去となってしまいました。フロアが落ち着いている分、本人が自室から出ていかないと、なかなか他の入居者さんやスタッフさんと交流する機会が生まれにくい。イベントなどもあったようですが、父が積極的に参加するタイプではなかったこともあり、少し寂しい思いをさせてしまったかな、という気持ちもあります。 スタッフの方々が悪いとか、そういうことでは全くありません。皆さん本当に一生懸命やってくださっていました。ただ、父にとっては、信頼関係をゼロから築き直す前に時間が足りなくなってしまった、という感じでした。
取材日:2025/06/16
執筆者:谷口美咲
女性
物忘れ
人工透析
入居者:89歳/女性/実の父母/要介護2/自宅(独居)

わらいば明石の退去体験談

入退院を繰り返しているうちに、施設には戻れないまま、最後は病院で…という形でした。 ただ、どうしても拭えない不信感があります。 母の具合が悪くなった時、施設から私たち家族への連絡はなく、病院に連絡して連れて行ってくれたらよかったんですけど、ずっと「様子見」の状態だったんです。家族が面会で顔を見に行ったら部屋でひとりもどしていて…。これはひどいと、慌てて病院に連れて行ったら、即入院でした。数値もかなり悪くなっていて、あのまま放っておかれたらどうなっていたか…。看護師のかたもいらっしゃったはずなんですが、妹の話によると、「なんか調子が悪いみたいなんですけど」って感じだったそうで。 食事のこともありました。もともと好き嫌いがある人だったので「あまり食べていないのかもしれない」と思い、介護用の栄養ゼリーを「もしお食事を食べてなかったら食べさせてあげてください」と2箱も預けていたんです。それが全くの手付かずで戻ってきました。声かけとか食事の介助とか、あんまりしてもらえてなかったのかなって、そう思いました。 結局、入院してちょっと帰ってまたすぐ入院しての繰り返しで。家賃を払ってたんですけど、入居していた期間のほとんどは病院でお世話になっていた状態でした。入院先の病院の方からも「施設の方が…」という感じで言われたりもしました。病院におってほしいみたいな感じだったんですよね。 もちろん、「年は年だからね、仕方がない」という気持ちもあります。母の介護度が急激に上がったので、施設側も世話しきれなかったのかもしれません。でも、こういうことが重なると、本当にそれだけだったのかな、って…。結局は、私らが選んだところなんですけどね。
取材日:2025/06/15
執筆者:岸川京子
男性
症状なし
自立
症状なし
入居者:76歳/男性/実の父母/要支援1/病院に入院している

SOMPOケア そんぽの家S植田西の退去体験談

父は去年、こちらの施設で亡くなったんです。 入居してから最期を迎えるまで、特に大きなトラブルもなく、穏やかに過ごさせてもらったと思っています。何かあればすぐに連絡をいただけましたし、普段の対応にも不満はなかったので。 最期までこちらでお世話になれたのは、そういった日々の安心感の積み重ねがあったからかな、と思います。
取材日:2025/06/14
執筆者:岸川京子
女性
症状なし
車椅子
糖尿病・インスリン
入居者:99歳/女性/実の父母/要介護2/自宅(同居)

イリーゼまつど五香の退去体験談

もともと、母と一緒に住むための家の改築が終わり次第、退去する予定でした。 予定より少し時間はかかりましたが、無事準備が整ったので、退去することに。しかし、その際に少し残念なことがありました。 退去日については事前に施設側へ伝えていたつもりだったのですが、うまく情報が伝わっていなかったようで…。実際に荷物を全て出して退去したのは月の初めだったのですが、契約上は10日頃までの家賃を支払うことになってしまいました。 1週間分ほど多く支払うことになってしまい、事前に話していたのになぜだろうと、少し不信感を抱いてしまったのが正直なところです。
取材日:2025/06/12
執筆者:岸川京子
男性
症状なし
車椅子
パーキンソン病
入居者:85歳/男性/実の父母/要介護2/その他施設に入居している

チャーム奈良三郷の退去体験談

入居してから1年経ったかどうか、という頃でした。ある夜中に施設から電話がありました。「お父様がベッドから落ちてしまい、体を痛めているようです」と。 もともと腰が悪く、自宅でもベッドから落ちることがあった父ですが、その時はかなり痛がっているとのことでした。私が「すぐには行けない」と伝えると、施設の方がすぐに救急車を呼んで対応してくれました。 そのまま病院に入院することになり、残念ながら、父が施設に戻ることはありませんでした。入院から約2ヶ月後、父は静かに息を引き取りました。88歳でした。 突然のことで悲しみはもちろん大きかったですが、施設に対しては感謝しかありません。何かあった時にすぐに家族へ連絡をくれ、私たちが駆けつけられない状況でも迅速に医療機関へ繋いでくれたこと。この一連の対応がなければ、もっと後悔が残っていたかもしれません。最期の時まで、プロの方々がすぐそばで支えてくれていたという事実は、私たち家族にとって大きな救いとなりました。
取材日:2025/06/13
執筆者:谷口美咲
女性
物忘れ
手引/伝い歩き
症状なし
入居者:92歳/女性/祖父母/要介護1/自宅(同居)

有料老人ホーム ゆったりさん家の退去体験談

祖母の変化と並行して、施設の運営体制そのものに対する不信感が積み重なり、最終的に私たちは退去を決断しました。その理由は、大きく分けて4つあります。 一番の問題は、経営者の方の対応でした。「こちらから聞かなければ何も教えてくれない」というスタンスで、その姿勢が施設全体に影響しているのか、職員間の連携が全く取れていませんでした。 何か質問があって施設に電話をしても、ほとんどの場合「担当者がいないので折り返します」となるのですが、用件がまったく引き継がれていないんです。「〇〇(私の名前)様からお電話がありました」という事実だけが伝わっていて、用件はゼロからもう一度説明しなくてはなりませんでした。それが一度だけでなく、二度、三度と続いたので、「この施設は情報をきちんと伝達する仕組みがないんだな」と呆れてしまいました。 また、利用者の安全を軽視した報告体制にも疑問がありました。 祖母の体に痣ができていても報告がない、というのは先ほどお話しした通りです。入居時の契約書に「転倒時の責任は問いません」というような一文があったからか、そもそも転倒があったこと自体を知らせてくれないのです。 退去が決まり、施設を出るときになってから「転んで痣がいっぱいできていますし、特別養護老人ホームの方がいいかもしれませんね」と、まるで他人事のように言われたときは、怒りを通り越して言葉を失いました。後から聞いた話ですが、どうやらコロナの感染者が出たことさえ、家族に報告しなかったようです。これでは、大切な家族を安心して預けることなど到底できません。 提供されるサービス内容にも、首を傾げたくなることが多くありました。 この施設はデイサービスを併設しているのですが、入居者はそこのデイサービスを強制的に利用させられます。また、福祉用具の導入も、ケアマネジャーさんと相談して半ば勝手に決めてしまうようなところがありました。 一番驚いたのは、トイレの手すりです。祖母がトイレで立ち上がる際に危ないということで手すりを入れてもらったのですが、先日施設を訪れると、トイレを囲うように設置する専用のものではなく、ただの置き型の手すりがトイレの近くにポツンと置いてあるだけでした。これではまったく意味がありません。専門知識を疑うような対応に、不信感は頂点に達しました。 そして、費用についても、当初聞いていた金額より高く、なんだかんだで月に15万円から16万円はかかっていました。これだけの金額を支払いながら、受けられるサービスがこの程度かと思うと、まったく納得できませんでした。 後から、地元の評判も良くないと聞き、私たちの感じていた不満が独りよがりなものではなかったと確信しました。
取材日:2025/06/13
執筆者:谷口美咲
女性
物忘れ
アルツハイマー型認知症
入居者:88歳/女性/実の父母/要介護1/自宅(同居)

福寿むさしむらやま本町の退去体験談

入居して一番大きな問題となったのは、母の認知症の症状に対する施設側の対応でした。 母は歩行はできましたが、ふらつくこともあったため、施設側は転倒を非常に恐れていました。それは理解できるのですが、ある時「意識を失うように眠ってしまうのは怖いので、最悪の場合、拘束するかもしれません」と言われたんです。その言葉には、どうしても「はい」とは言えませんでした。 母自身も、施設での生活に大きなストレスを感じていたようです。本人は自分で歩いてトイレに行きたいのに、施設側は「危ないから」と車椅子での移動を求めます。面会に行くたびに、母は「あの職員は『座れ、座れ』ってうるさいのよ!」と私に訴えていました。 もちろん、転倒のリスクを考えれば施設の方針は分かります。私も母に「危ないから車椅子に乗ってね」と何度も言い聞かせました。でも、母にしてみれば、自分でできることを制限されるのは納得がいかなかったのでしょう。そのやり取りが、母にとっても、そして毎日対応してくださる職員さんにとっても、大きな負担になっていたのだと思います。 入居時に「要介護1」だった母は、入居後に再申請した結果「要介護4」になりました。母の状態の変化はもちろんありますが、このままでは母の精神衛生上良くないと感じました。 そして、アルツハイマーの症状をより深く理解してくれる場所の方が、母も安心して過ごせるのではないかと考え、認知症ケアに特化した特別養護老人ホーム(特養)への申し込みを決意したのです。幸いにも空きが出て、入居から4ヶ月ほどで退去することになりました。 今の特養に移ってから、母の状態が劇的に良くなったわけではありません。先日も転倒したと連絡がありました。ですが、そこでは同じような症状の方々を大勢ケアしているので、対応の仕方が違うと感じています。何かあった時の報告や説明に、私たち家族も安心感を持てています。
取材日:2025/06/12
執筆者:谷口美咲
女性
症状なし
歩行器
症状なし
入居者:79歳/女性/実の父母/要介護3/自宅(同居)

シニアホーム さんさんの退去体験談

実は、最初に入居した施設は閉鎖になってしまったんです。そのため、入居者全員が、同じ系列で隣にある「ほほえみ」という施設へ一斉に引っ越すことになりました。 私たちの意思で退去したわけではなく、施設側の都合による転居でした。しかし、同じ系列の施設だったこともあり、スタッフの方々の雰囲気も良く、スムーズに移行できました。現在の施設でも、母は元気に過ごしており、特に問題なく生活しています。
取材日:2025/06/12
執筆者:谷口美咲
女性
その他
歩行器
症状なし
入居者:86歳/女性/実の父母/要介護1/病院に入院している

SOMPOケア そんぽの家 天下茶屋駅前の退去体験談

そして遂に、私にも母にも、一番ショックを与えた出来事が起こりました。 この施設は、もともと夜間の見回りを行っていませんでした。各ベッドにセンサーが設置してあり、それで入居者の状況を管理しているという説明でした。大手ならではの最新設備だと、見学時は感心していました。 しかしある夜、母は歩行器でトイレに行こうとしたのか、廊下に出てへたり込んで動けなくなってしまいました。周りには誰もおらず、廊下にナースコールもありません。 動けなくなり、母は持っている履物で必死に音を立てて助けを呼んだそうです。その時の母の恐怖はどれほどのものだったでしょうか...。それを考えると今でも胸が痛みますし、正直なところ、夜間の見回りがないという施設の環境に対して、憤りを感じざるを得ません。そもそも、定期的な巡回があれば、母が廊下で長時間動けずにいることもなかったはずです。 こうした数々の出来事が積み重なり、母も「もうここはいやだ」と泣いて訴えるようになりました。料金は決して安くはなかっただけに、なぜこれほどの思いをしなければならないのか。 退去を決めた理由は一つではありません。様々な不満が重なり、私も母も我慢の限界を迎え、決断したというのが正直なところです。
取材日:2025/06/11
執筆者:谷口美咲
女性
症状なし
車椅子
症状なし
入居者:80歳/女性/その他/要介護2/病院に入院している

ホームステーション湯河原の退去体験談

入居してしばらく経ったころ、施設で少し具合が悪くなってしまい、近くの病院に入院することになりました。それがきっかけで、施設を退去することになりました。
取材日:2025/06/11
執筆者:谷口美咲
女性
物忘れ
見守り
症状なし
入居者:85歳/女性/実の父母/要介護3/その他施設に入居している

マザーズハウス瑞穂の退去体験談

一番の理由は、もともと入居を希望していた特別養護老人ホームに空きが出たことです。そのため、1ヶ月という短い期間でのお別れとなりました。 ただ、もし特養の空きが出なかったとしても、この施設で長くお世話になるのは、母にとっては難しかったかもしれません。退去を決めたもう一つの大きな理由は、母が感じていた「寂しさ」です。 この施設はアパートや寮のような作りで、各階に分かれた完全個室でした。プライバシーがしっかり守られる点は良いのですが、裏を返せば、他の入居者さんと顔を合わせる機会がとても少なかったのです。私が面会に行った時も、廊下はいつもシーンと静まり返っていて、「本当に誰かいるのかな?」と思ってしまうほどでした。 母に「普段、誰かお部屋に来るの?」と聞いても、「用事がある時にしか来ないよ」と。もちろん、スタッフの方は何かあればすぐに対応してくださいますし、皆さんとても親切で、決して悪い印象はありませんでした。 でも、母のように、常に誰かの気配を感じていたい、おしゃべりがしたいという性格の人間にとっては、少し物足りない環境だったのだと思います。食堂も食事の時間以外は基本的に使えないとのことだったので、日中は自室で一人静かに過ごすことになります。以前お世話になっていた施設は、共有のリビングに出ればいつでも誰かがいておしゃべりをしているような賑やかな場所でしたから、そのギャップが大きかったのでしょうね。 結果的には、もっと他の入居者さんとの交流が多い施設に移ることができて、母にとっては良かったのかなと感じています。
取材日:2025/06/11
執筆者:谷口美咲
女性
物忘れ
自立
糖尿病・インスリン
入居者:80歳/女性/実の父母/要介護3/自宅(同居)

ベストライフ川口の退去体験談

最終的に、希望していた特養に空きが出たので退去しました。もともとそのつもりだったので計画通りではあったのですが、やはり住宅型有料老人ホームということで、介護の手厚さという面では限界があるな、というのが正直な感想です。 一番気になったのは、排泄のケアについてです。基本的にケアは1日に3回と決まっているようで、面会に行くと洋服がびっしょり濡れている状態のことが何度かありました。交換用のおむつやパッドを持って行っても、その減りが少ないんです。もちろん、本人が介助を拒否することもあったのかもしれません。ですが、「拒否があったら次の時間まで対応しない」というような運用なのではないか、と感じてしまうと、やはり少し心配になりました。 私たちはあくまで特養への「つなぎ」として割り切って利用していましたが、手厚い介護を常に必要とする方にとっては、少し物足りなく感じてしまうかもしれません。
取材日:2025/06/11
執筆者:谷口美咲
女性
症状なし
車椅子
症状なし
入居者:88歳/女性/実の父母/要介護5/自宅(同居)

ゆうえん東海の退去体験談

とても良くしていただいた施設でしたが、約1年で退去することになりました。理由は、経済的な負担です。 入居当初は月額27~28万円ほどでしたが、食費の値上げなどがあり、最終的には32万円近くまで上がってしまいました。高額療養費制度でいくらか払い戻しはあっても、手出しは27~28万円。父の年金を大きく超える金額(約15万円オーバー)を毎月補填するのは、正直かなり厳しい状況でした。 「この先、父がもっと長生きしてくれたら…」と考えた時に、この費用を払い続けることへの不安がどんどん大きくなっていったんです。 幸い、退去の相談をした際も、施設の方は私たちの事情をすぐに理解してくださり、嫌な顔一つせず、とてもスムーズに対応してくださいました。その点は本当に感謝しています。
取材日:2025/06/10
執筆者:谷口美咲
女性
物忘れ
車椅子
脳梗塞・脳卒中・脳出血・くも膜下出血
入居者:93歳/女性/義理の父母/要介護5/病院に入院している

プラチナ・シニアホーム東大和の退去体験談

とても良くしていただいた施設でしたが、最終的には退去することになりました。一番の理由は、母が痰吸引を必要とするようになったことです。こちらの施設には夜間の看護師さんがいらっしゃらなかったため、24時間体制での医療ケアが必要になった母にとっては、残念ながら対応が難しい状況になってしまいました。 最終的には、プラチナシニアホームのスタッフさんが紹介してくださった特別養護老人ホームへ移ることができ、そこでお世話になりました。
取材日:2025/06/10
執筆者:谷口美咲
女性
その他
自立
症状なし
入居者:65歳/女性/実の父母/要介護2/その他施設に入居している

住宅型有料老人ホームグレイスコート深谷の退去体験談

そんな時、施設の方から「同じグループの『福寿庵』という施設に空きが出ましたが、移られますか?」と声をかけていただいたんです。そちらは比較的お元気な方が多く、母ももっと楽しく過ごせるかもしれないと思い、転居を決断しました。 「グレイスコート深谷」さんに何か大きな不満があったわけではありません。食事も「すごく美味しい!」というわけではないけれど、見た目も綺麗で特に不満を言うこともありませんでしたし、スタッフさんも日本の方が多く、丁寧に対応してくださっていました。 ただ、母にとって何が一番良いのかを考えた結果の決断でした。実際に「福寿庵」に移ってからは、レクリエーションなどもあるようで、以前よりも楽しそうに過ごしている様子が見られます。母本人も「福寿庵のスタッフさんは優しい」と話しており、私たち家族もその選択は間違っていなかったと感じています。
取材日:2025/06/08
執筆者:谷口美咲
女性
物忘れ
自立
アルツハイマー型認知症
入居者:62歳/女性/配偶者/要介護5/その他施設に入居している

ベストライフ吉祥寺の退去体験談

前の施設ではもう対応が難しいと言われ、本当にどうしようかと思っていた時に、要介護5の夫を受け入れてくださったのがベストライフさんでした。 食事のことから日々のケアまで、本当に手厚く見ていただいて…。施設長さんやスタッフの皆さんが本当に温かくて、夫が穏やかな時間を過ごせたこと、そして私たち家族も心から安心してお任せできたこと、本当に感謝しかありません。 今振り返っても、ベストライフさんにお願いして、本当に良かったと思っています。
取材日:2025/06/08
執筆者:谷口美咲
男性
物忘れ
車椅子
症状なし
入居者:91歳/男性/実の父母/要介護5/病院に入院している

ベストライフ金沢文庫の退去体験談

私たちは入居中も並行して、もっと父の状態に合った「介護が主体の施設」を探し続けていました。 退去の直接のきっかけは、自宅の近くに希望通りの施設が見つかったことです。費用面や介護保険の適用の点でも私たちの希望に合っていましたし、何より家から近いので、面会にも行きやすくなります。 こちらの施設は、あくまで「老後をゆっくり過ごす」という方向けで、手厚い介護を常に必要としている父には、少し用途が違ったのだと思います。結果的に、ご迷惑をおかけしてしまった部分もあったかもしれません。
取材日:2025/06/07
執筆者:岸川京子
女性
物忘れ
自立
糖尿病・インスリン
入居者:82歳/女性/実の父母/要介護3/自宅(独居)

はなことば追浜の退去体験談

実は、こちらの施設に不満があって退去したのではありません。全くないんです。 私たちはこの施設を探すのと並行して、特別養護老人ホームにも申し込みをしていました。入居から半年ほど経った頃、その特養に空きが出たという連絡をいただいたんです。本当にタイミングの問題で、もし空きが出なければ、ずっとお世話になっていたと思います。 半年という短い間でしたが、母から不満を聞くことは一度もありませんでした。面会に行った際も、スタッフの皆さんがいつも親切に対応してくださり、施設での母の様子を見ていても、安心して任せられる環境だと感じていました。
取材日:2025/06/07
執筆者:岸川京子
女性
物忘れ
歩行器
心臓病・心筋梗塞・狭心症
入居者:99歳/女性/実の父母/要介護4/老健に入居している

エイジ・ガーデン北加賀屋の退去体験談

良い介護士さんもいる中で退去を決意したのは、施設の「会社としての方針」に対する不信感が、どうしても拭えなかったからです。 一番の不信感は、領収書へのサイン問題です。 ある日突然、家族への連絡もなしに、高齢の母のサインが入った領収書が送られてきました。母は、名前が書けるだけでなく、こちらの言うことも理解して会話ができる状態です。しかし、だからといって契約に関する内容まで完全に理解してサインしているわけではありません。何より、領収書に限らず「何にでもサインができてしまう」という状況が、家族としては本当に恐ろしかった。 これが、信頼関係が崩れる大きなきっかけでした。施設側に聞いても「書ける人にはサインをしてもらうという会社の方針です」という返答があるのみ。週に何度も面会に行っているのですから、せめて「ご本人にサインをもらっていいですか?」と事前に一言でも報告があれば、全く心証は違ったと思います。 次に、納得のいかない洗濯のルールです。 まず、カーディガンなど毛の入った衣類は「乾燥機で縮むから」という理由で断られました。また、冬用の膝掛けは「サイズが大きいから」と断られ、指示通りに小さくて薄いものに買い替えたのですが、今度は「洗濯物の量が決まっているから」という理由で断られることもありました。結局、そういった衣類は全て私が持ち帰って洗濯するしかなく、とても大変でした。 そして、オムツ交換の質と、それに伴う洗濯の追加料金の問題です。 洗濯が週3回までで、4回目以降は1回770円の追加料金がかかるというルール自体は、仕方がないと納得していました。問題は、その原因です。母は寝たきりに近い状態にも関わらず、施設のオムツの当て方が悪いせいで、毎日のように漏らして服などを汚してしまうのです。もし母自身が動いて漏れてしまうなら仕方ありません。しかし、ある時母が「かゆい」と言うので見てみると、おむつのテープがブカブカできちんと留められていませんでした。これでは漏れて当然です。 施設の不備が原因で毎日洗濯が必要になり、そのたびに高額な追加料金が請求される。月によっては1万を超える請求が来ることもあり、この理不尽さに、どうしても納得がいきませんでした。
取材日:2025/06/07
執筆者:岸川京子