入居前はどのような状況でしたか?
母はもともと、千葉にある実家で一人暮らしをしていました。当時の介護認定は要介護4だったのですが、認知症もありませんでしたし、ゆっくりであれば特に何も使わずに、自分自身で歩行することはできていました。ただ、がんを患っていまして、年齢も年齢なので一度手術はやっていたんですけれど、「これからもし再発とかした時には、もう無理な手術とかはしないでいこう」という方向での事前の話し合いは家族でしていました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
一人暮らしをしている中で、色々と訪問介護だとか食事のデリバリーとか、そういうものは利用はしていたんです。だけど、それでもやっぱり生活が難しくなってきていたので、「このままではちょっと難しいね」という話になりました。
身体的というよりかは精神的なもので、そうやってサービスを受けたりだとか、送られてくるお弁当を食べたりとかっていうところが、母としてはダメだったみたいなんです。それで、生活が乱れてきたので、これはダメだなと思って施設を探し始めました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
施設にお願いするということに対して、それなりに葛藤や不安はありましたね。本人は施設に入るのを嫌がっていたんで。
ただ、私はマンションに家族と住んでいるもんで、そこに部屋が余っているわけでもなく、母を引き取るっていうのはちょっと難しかったですし、私が実家の方に戻るっていう選択肢もなかったので、もうこの選択肢しかないね、という状態でした。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
実家の周りで、色々見学には行きました。
色々見ていく中で、月々の費用があまりにも高いところは難しいなと思ったりしました。あとは、特養とかによくありますけど、部屋が個室になっていないところっていうのは、本人は絶対嫌がるっていうのはわかっていましたので、そういうところは省いたりしました。