入居前はどのような状況でしたか?
母は岐阜市にある自宅で一人暮らしをしていました。当時96歳という高齢ではありましたが、足腰はとてもしっかりしており、特に大きな持病もなく、身体面だけで言えば一人でお風呂にも入れるほど元気な状態でした。
一方で、アルツハイマー型の認知症を患っており、新しい出来事を覚えることが難しい状態でした。特に症状として強く出ていたのが「誰かに物を取られてしまった」と思い込む取られ妄想です。日常生活の中で物を盗られたと激しく訴えることが増え、一人で生活を続けさせることにも、家族が岐阜まで通ってサポートを続けることにも徐々に難しさを感じるようになっていました。
私自身は愛知県の蟹江町に住んでおり、離れて暮らす母の生活を気にかける日々が続いていました。同居も検討したものの現実的には限界があり、母の安全やこれからの暮らしを考えると、一人暮らしをこのまま見守り続けることには強い不安や負担感を抱えていました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
母の高齢に伴う一人暮らしの継続と同居の難しさが重なり、これ以上自宅で暮らすのは限界だと判断したことが、施設を探し始めた直接のきっかけです。
入居した年の年明けにあたる1月や2月頃から具体的に施設探しを始めました。母の足腰が丈夫で日常生活の動作が自分でできる状態だったからこそ、母が退屈せず、元気に安心して過ごせる環境を整えてあげたいという思いで施設を探し始めました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
見学の際に感じた不安は特にありませんでした。施設の建物自体がとても綺麗だったことが好印象でした。
また、居室の中に個別のお風呂が付いていたことも大きな決め手でした。母は高齢ながらも足腰が元気で、一人でお風呂に入ることができていたため、自分の居室内でお風呂に入れる環境はとても魅力的でした。手頃な費用感でお風呂付きの個室が用意されている施設はなかなか見当たらなかったため、ここであれば母も快適に暮らせるのではないかと前向きに捉えていました。