施設長をはじめとするスタッフの親身で温かい看取りの対応
この施設を選んで最も良かったと感じているのは、施設長をはじめとするスタッフの方々がとても親身になって対応してくださった点です。
見学の段階からこちらの状況や母の症状について親身に相談に乗っていただき、ここなら安心してお任せできると感じて入居を決めました。
その温かい姿勢は日々の生活の中だけでなく、母の最期の瞬間まで変わりませんでした。夜遅くに母の容体が変化した際にも、施設長さんがすぐに駆けつけてくださり、夜勤のスタッフの方も30分ごとに部屋を訪れてきめ細かく様子を見守ってくださいました。
家族である私に対しても、泊まっていっても大丈夫ですよと優しく声をかけていただくなど、精神面でも深く寄り添っていただきました。最後まで母を一人の人間として大切にケアしてくださった姿勢には深く感謝しています。
コロナ禍でも家族の気持ちに寄り添った柔軟な面会体制
入居当時は世間全体が新型コロナウイルスの感染拡大に見舞われており、多くの介護施設で面会が厳しく制限されていた時期でした。
前の施設では面会が全く叶わず、様子が分からないことで大きな不安を感じていましたが、こちらの施設では感染対策を行いながらも可能な限り面会の機会を作ろうとしてくださいました。
抗原検査キットを活用し陰性が確認できれば面会を許可するという柔軟なルールを設けてくださっていました。感染予防の観点から居室への立ち入りは制限されていたものの、食堂のスペースを利用して母と会うことができました。
形式的には1回30分という決まりがあったものの、状況を見ながら長く面会できるように配慮してくださり、母と直接顔を合わせて言葉を交わす貴重な時間を過ごすことができました。感染防止と家族の想いの両方を尊重してくださる柔軟な対応は、本当にありがたかったです。
作業療法士が施設内に常駐し、丁寧に行われた個別リハビリ
施設内にリハビリ専門職である作業療法士の先生が常駐してくださっていたことも、選んで良かった大きな理由の一つです。
当時は感染防止のために外部から専門職を招くことが難しい状況でしたが、施設専属のスタッフとして作業療法士の方がいらっしゃったため、途切れることなく身体のケアを受けることができました。
母はパーキンソン病を患っており、身体の機能が低下して自力で歩くことは誰が見ても難しいような状態でした。家族である私自身も、これ以上の歩行訓練は難しいのではないかと感じていたほどです。
しかし、作業療法士の先生は、そうかもしれないけれど母の気の済むようにしてあげましょうと温かい言葉をかけてくださり、無理を承知の上で一生懸命に歩行訓練やマッサージを続けてくださいました。本人の尊厳や気持ちを第一に考え、諦めずにケアを届けてくださったリハビリ体制にはとても助けられました。