入居前はどのような状況でしたか?
父が亡くなってから、母は私たち家族と二世帯住宅で一人暮らしをしていました。でもある時、椅子かベッドから落ちて骨折をしてしまったんです。その入院をきっかけに体調が思わしくなくなり、骨折自体は治ったものの、歩くことが難しくなり、認知症の症状がさらに進んだりしてしまいました。
骨折で入院していた病院は治療が終われば退院ということだったので、退院後は介護の面倒も見てくれる別の病院に移り、しばらく入院してお世話になっていました。入院する前はデイサービスも利用していたのですが、骨折して動けなくなってからは、もうそういったサービスを利用できる状態ではなくなっていました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
病院に入院している間に、母が「胃ろう」をすることになりました。そうなると、当然ながら看護師さんがいる施設でないとうまく生活が回らないということで、本格的に施設探しを始めました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
初めてのことだらけでしたので、「施設でちゃんと面倒を見てくれるだろうか」「食事や、テレビを見るような日々の生活を落ち着いた環境で過ごせるだろうか」という不安や葛藤はありました。入居者同士のトラブルが起きないかといった心配もありましたね。
でも、私たち夫婦も働いていて、日中は家を空けることが多いので、自宅で面倒を見切ることは難しいという現実もありました。
また、私の妹から、「口から物が食べられる状態であるうちは、ぜひ食べさせてあげたい」という強い願いがあったんです。ただ、病院ではなかなかその希望に柔軟に対応してもらうことが難しくて…。それならば、看護師さんがいる施設に移って、なんとか口から食べる生活を続けさせてあげられないか、と考えたのもゆあんを選んだ理由です。家族として「できる限りのことはやってあげたい」という思いを抱えながらの決断でした。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
私たちが住んでいる北海道旭川市内で、看護師さんがいる施設をいくつかピックアップし、妻と2人で実際に見学に回りました。最終的に「ナーシングリビング ゆあん」に決めたのは、施設の規模や状況が良かったことに加え、本当にたまたま退所された方がいて、タイミングよくすぐに入れる状態だったというのも正直なところ大きな決め手でした。