見学に訪れた際に、人間らしい生活を大切にされている姿勢が伝わってきたことが、大きな決め手の一つです。以前の施設では、食事はプラスチック製のいわゆる給食のような食器でしたが、こちらでは
自宅で使っているような陶器の食器で、丁寧に配膳してくださいます。
栄養面が完璧なのはもちろんですが、そうした日々の暮らしの中でのささやかな配慮が、「大事な家族が、普段の生活と変わらず過ごしている」という実感につながりました。人の尊厳を尊重する環境づくりをしてくださっていると感じます。一人ひとりの状況に合わせた、きめ細やかなケアをしていただける点も、この施設を選んで良かったと思う理由です。例えば、義母は皮膚が弱いので保湿剤を処方されているのですが、
「お風呂上がりに塗ってください」という少し手間のかかるお願いにも、快く応じてくださいます。
また、入居後に入退院を繰り返して車椅子生活になった際にも、その時々の状態をしっかりと見てくださり、リハビリを含めたケアプランを提案してくれるなど、常に本人に寄り添った対応をしてくださるので、とても信頼しています。施設を移る一番の目的だった「他者との関わり」が、ここでは十分に得られていると感じます。週に複数回、体操や脳トレ、書道、フラワーアレンジメントといった様々なレクリエーションが企画されており、義母も参加する機会を持てています。
特に、外部から先生がいらして、
みんなで懐かしい歌を輪唱する時間は楽しそうです。たとえ自分から話すことが少なくても、こうした活動を通して社会とつながっているという感覚は、認知症の進行を緩やかにするためにも、とても大切なことだと思っています。
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