暮らしの質を大切にする、人間らしい環境づくり
見学に訪れた際に、人間らしい生活を大切にされている姿勢が伝わってきたことが、大きな決め手の一つです。以前の施設では、食事はプラスチック製のいわゆる給食のような食器でしたが、こちらでは自宅で使っているような陶器の食器で、丁寧に配膳してくださいます。
栄養面が完璧なのはもちろんですが、そうした日々の暮らしの中でのささやかな配慮が、「大事な家族が、普段の生活と変わらず過ごしている」という実感につながりました。人の尊厳を尊重する環境づくりをしてくださっていると感じます。
一人ひとりの状態に合わせた、細やかな個別ケア
一人ひとりの状況に合わせた、きめ細やかなケアをしていただける点も、この施設を選んで良かったと思う理由です。例えば、義母は皮膚が弱いので保湿剤を処方されているのですが、「お風呂上がりに塗ってください」という少し手間のかかるお願いにも、快く応じてくださいます。
また、入居後に入退院を繰り返して車椅子生活になった際にも、その時々の状態をしっかりと見てくださり、リハビリを含めたケアプランを提案してくれるなど、常に本人に寄り添った対応をしてくださるので、とても信頼しています。
社会とのつながりを保つ、多彩なアクティビティ
施設を移る一番の目的だった「他者との関わり」が、ここでは十分に得られていると感じます。週に複数回、体操や脳トレ、書道、フラワーアレンジメントといった様々なレクリエーションが企画されており、義母も参加する機会を持てています。
特に、外部から先生がいらして、みんなで懐かしい歌を輪唱する時間は楽しそうです。たとえ自分から話すことが少なくても、こうした活動を通して社会とつながっているという感覚は、認知症の進行を緩やかにするためにも、とても大切なことだと思っています。
家族との時間も楽しめる、外出のしやすい環境
施設が街中にあり、駅からも近いという立地も、私たちにとっては嬉しいポイントでした。近くに車椅子でも入りやすいファミリーレストランなどがいくつかあるので、面会に行った時には「お昼ご飯を食べに行こう」と気軽に外に連れ出すことができます。
外出の申請もスムーズですし、家族水入らずの時間を施設の中だけでなく外でも持てるというのは、とてもありがたいです。自然豊かな環境も素敵ですが、私たちにとっては、こうして気軽に街に出て家族の時間が持てる場所であるという点が、非常に合っていました。


