入居前から始まる、病院との丁寧な連携
一番ありがたかったのは、入居前の対応です。退院が目前に迫った頃、施設の看護師さんと担当者の方が、義父が入院している病院までわざわざ来てくださいました。
そして、担当の先生から直接、具体的な話を聞いてくれたのです。管が抜けてしまったらどうするか、といった不安な点も、そこでしっかり共有していただけました。この事前の連携があったからこそ、受け入れる施設側も、私たち家族も、安心して入居の日を迎えることができたのだと思います。
対応実績のない医療ケアへの柔軟な姿勢
義父は膀胱がんの進行に伴う痛みがあり、麻薬の飲み薬を使用していました。施設へ相談した際、貼り薬タイプの麻薬は扱ったことがあるけれど、飲み薬は対応したことがない、とのお話でした。
一度は受け入れが難しいかもしれない、という状況になりましたが、施設の方が上層部の方々にも相談してくださり、最終的には「対応します」と言っていただけました。一人ひとりの状況に合わせて何とかしようと動いてくださるその姿勢が、とてもありがたかったです。
家族の安心につながる、きめ細やかな情報共有
お部屋に連絡帳が置かれていて、日々の義父の様子がとても細かく記録されていました。特に、腎瘻の周りはガーゼで覆われているため、私たち家族が面会に行っても状態を確認することはできません。
その部分の皮膚に問題がないか、といった専門的な視点での報告は、離れて暮らす私たちにとって大きな安心材料でした。また、ベッドで過ごす時間が長くなり、褥瘡ができ始めた時も、その状況を詳しく書いてくださり、常に情報を共有しようという姿勢を感じました。
本人が「ここでいい」と思える、手厚い個別ケア
義父は入居後、すぐに新しい環境に馴染むことができました。それは、スタッフの皆さんが手厚く介護してくださったおかげだと思います。
例えば、義父は最後のほう、食事があまり摂れなくなった影響か、とても寒がっていました。その「寒い」という訴えに対しても、親身になって対応していただけたと聞いています。そうした日々の丁寧な関わりがあったからこそ、入居からわずか1ヶ月で、義父の口から「もう一人暮らしには戻らず、ここでずっとお世話になりたい」という言葉が出たのだと思います。
働きながらでも無理なく関われる、柔軟な面会体制
面会のルールはありましたが、とても柔軟に対応していただけました。マスク着用や検温など、基本的なことを守ればいつでも面会できましたし、一緒に外食へ連れ出すことも可能でした。
私が仕事終わりで面会時間に間に合わない時でも、届け物があると伝えれば、24時間常駐している看護師さんが受け取ってくださるなど、融通を利かせてくれました。働きながらでも、無理なく義父との時間を持つことができたのは、こうした施設の配慮があったからこそです。