退去した主な理由は、料金的な問題でした。しかし、それ以外にも、日々の生活におけるいくつかの制約が、比較的自立していた母には合わなかったようです。
まず、食事については、
全員が揃ってから一斉に食べ始めるというルールがありました。これは、施設全体の運営上必要なことだと理解はできるものの、温かい食事が提供されても、他の入居者の方が揃うまで待たなければならないのは、少々不便だったようです。家庭での自由な食事とは異なるため、この点は特に自立度の高い方にとっては、不満に感じる可能性があります。
次に、外出にも施設側の許可や手続きが必要でした。安全管理の観点から当然の措置ではありますが、気軽に外出できないというのは、活動的な方にとってはストレスになりかねません。自由な行動が制限されることで、日々の生活に閉塞感を感じてしまうことも考えられます。
施設には様々な身体状況の入居者さんがいらっしゃいました。母は比較的元気で、要介護度も低かったため、
より重い介護が必要な方々に合わせた生活スタイルやルールの中で過ごすことに、物足りなさや窮屈さを感じていたようです。自立度の高い方にとって、施設全体のケアレベルに合わせた制約が多い環境は、必ずしも居心地が良いとは限りません。
これらの点が複合的に重なり、結果として、より母のニーズに合った施設への住み替えを決断するに至りました。施設選びにおいては、料金だけでなく、生活の自由度や他の入居者の状況なども考慮に入れることの重要性を改めて感じました。
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