同じ建物内にデイサービスが併設されている環境
この施設を選んで最も良かったと感じている点は、居住スペースと同じ建物の1階にデイサービスが併設されていることです。
現在の施設では、居住空間と同じ建物内にデイサービスが備わっているため、外部に出向く負担もなく日常的にデイサービスへ通うことができます。母が切望していた「デイサービスに通って体を動かしたり、人と交流したりしたい」という思いがしっかりと叶い、本人が心から納得して楽しそうに過ごしている姿を見られることが、家族として何よりの喜びです。
入居者と家族の双方に寄り添った柔軟で温かいスタッフ対応
スタッフの方々が画一的な管理を行うのではなく、入居者一人ひとりの状態やご家族の距離感に寄り添った対応をしてくださる点も、大きな魅力だと感じています。
母にはアルツハイマー型認知症の症状があるため、一人で敷地外に出てしまわないよう玄関の施錠管理など安全面の配慮をしっかりとお願いしています。施設側はその意図を十分に汲み取り、安全を守りながらも母が過度な拘束感や窮屈さを感じないよう、絶妙な見守りを行ってくださっています。
また、家族に対する接し方も非常に温かく、私たちの顔や人柄をよく把握してくださっています。例えば、母が食堂でお食事をしている最中に私がふらっと顔を出した際には、スタッフの方が母に気づかれないよう「しーっ」と合図をしてくださり、「お部屋でそっと待って驚かせましょうか」と一緒になって遊び心のある対応をしてくださることもありました。
母がお食事に夢中になってゆっくりしているときには、「ご家族様がいらしてますよ」と自然に声をかけてお部屋へ促してくださるなど、気配りが本当に行き届いています。業務的な関わりにとどまらず、家族の訪問を温かく歓迎し、母との自然な時間を支えてくださるスタッフの皆様のお人柄には日々助けられています。
面会や外出の自由度が高く自宅の延長のように過ごせること
面会や外出に対するルールが柔軟で、過度な制限なく自由に母と会える環境が整っていることも、選んで良かった大きな理由です。
こちらの施設では面会の時間帯に厳しい制約がなく、早朝であっても、面会予約などを気にすることなく訪問することができます。入館時に受付のノートへ訪問時間や部屋番号、車のナンバーなどを記入するだけで、いつでも母の部屋に行くことができます。
当日思い立って「少し外でお茶を飲もうか」と連れ出すことも可能ですし、「今日は花火大会を見に行くので戻りが遅くなります」と事前に、あるいは当日にスタッフの方へお伝えしておけば、夜間の外出も快く認めてくださいます。
厳しい制限に縛られることなく、自宅にいた頃と同じような感覚で母と触れ合える自由度の高さは、家族にとっても母にとっても大きな安心材料になっています。
施設専用として新築された開放感のある居室設計
施設自体の造りが、既存の建物の建て替えや転用ではなく、更地の状態から高齢者施設専用として新築された建物である点も非常に満足しています。
開設からまだ1年未満ということもあり、施設内はどこを見渡しても清潔感に溢れています。何かの寮などを改修した建物とは異なり、最初から介護のしやすさや車椅子での利用を想定して設計されているため、お部屋のスペースがとても広く作られています。車椅子を使うようになっても十分なゆとりを持って生活できる構造になっており、これから先、身体の状態に変化があったとしても長くお世話になれる安心感がありました。
また、施設内には訪問販売の軽トラックが玄関先まで来てくださったり、週に一度ヤクルト屋さんが立ち寄ってくださったりする仕組みがあります。ただ清潔で広いお部屋に留まるだけでなく、お財布を持って居室から玄関まで歩いて行き、自分で好きなものを選んで購入するという適度な生活動作が施設内で自然に行えるようになっています。新しく快適な設備と、入居者の自主性を保てる環境が整っている点は、この施設ならではの良さだと実感しています。


