退去を決めた一番の理由は、父がリハビリをもっとやりたい、と強く希望するようになったことです。栄養状態が改善し、気持ちが前向きになった父の要望を、この施設では叶えることが難しいと感じました。というのも、この施設は終末期ケアの方が中心という印象で、父のように元気になって色々と要望を出す入居者への対応は、あまり得意ではないのかもしれないと感じたからです。
それに加え、入居中から感じていた施設への不満も退去を後押ししました。
まず、施設全体の責任者がおらず、介護、看護、受付といった部署間の連携が全く取れていないこと。何かお願いするにも誰に言えばいいか分からず、情報が共有されていないと感じることが多々ありました。
また、父がベッドから落ちた際も、原因となった職員とのトラブルについて詳しい説明がないまま、まず柵の設置許可を求められるなど、情報共有のあり方に疑問を感じました。介護と看護のコミュニケーションが取れていれば、話の進み方も違ったのではないかと思います。
こうした組織体制や人手不足からくるケアへの不満が積み重なり、父のリハビリへの希望をきっかけに、退去して老健(介護老人保健施設)へ移ることを決めました。
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