入居前はどのような状況でしたか?
母は数年前にパーキンソン病になり、最初のうちはお薬のコントロールができていたので、実家で私の妹家族と同居していました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
入居することになった年の春先ぐらいから、パーキンソン病の症状が少し悪くなってきまして。それから、認知症の物忘れだったり、徘徊するような行動が少し見られるようになってしまいました。それで、その年の夏に一度お薬のコントロールをするために病院に入院したんです。
ただ、入院中もやっぱり歩行障害があったり徘徊があったりしたので、病院側やケアマネジャーさんとお話しする中で、「もう実家に戻っての生活はちょっと難しいのではないか」ということになり、退院後の施設探しを始めました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
母自身はやはり「家に帰りたい」という思いをずっと持っていました。ただ、実家はバリアフリーではなかったので、夜間の徘徊や、パーキンソン病の歩行の不安定さ、転倒のリスクなどを考えると、家族だけで見るのはちょっと限界があるなというところがありました。
家族の間でも「これはもうしょうがないね」という話になり、反対するような意見は特に出なかったので、施設への入居を決めました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
実は、第一希望にしていた別の住宅型有料老人ホームの施設があったのですが、そこは看護師さんとの面談の結果「パーキンソン病の対応はちょっと難しいです」とお断りされてしまいました。
それから、ホテルのようにすごく豪華できれいな施設も見学に行きましたが母には合っていないなと思いましたし、終末期医療のホスピスのような施設も見学に行きましたがまだ母には早いかなと思いました。