コロナ禍でも家族との面会が自由だったこと
一番の決め手であり、本当によかったと感じているのは、家族や生まれたばかりのひ孫も含めて毎日自由に面会ができた点です。自宅から近かったので、子供を連れて歩いておばあちゃんに会いに行く感覚で通うことができました。アクリル板越しなどの制限もなく、部屋で一緒に過ごしてたくさんの思い出を作れたのは、あの時期ここでしか叶わなかったと思います。
一人ひとりに寄り添った、温かいスタッフの対応
スタッフの方々の対応がとても良かったです。祖母は部屋にこもりがちな性格でしたが、レクリエーションの時間には必ず声をかけて外に連れ出してくださり、孤立しないように気を配ってくれました。
また、認知症の祖母が自販機で甘い飲み物を買いすぎてしまうのを心配し、健康を考えて預かってくれるなど、細やかに対応してくださったので、安心して任せることができました。海外のスタッフさんもいらっしゃいましたが、祖母は「いい子たちだよ」と話しており、皆さんが親身に接してくださっていたのだと思います。
部屋の窓から季節の移ろいを感じられたこと
祖母が過ごした部屋の環境も良かったです。窓からは普通の住宅街の風景が見え、入居した時期にはちょうど桜が満開でした。長い間病院にいた祖母にとって、外の景色を眺めたり、桜の花を見て季節を感じたりできたことは、大きな喜びだったようです。私たち家族にとってはささいなことかもしれませんが、祖母の心の安らぎにつながっていたと感じており、この環境で過ごさせてあげられて本当に良かったと思っています。
こまめな連絡で、離れていても安心できたこと
相談員の方が、祖母の様子をとてもこまめに連絡してくれたことも、安心の一つでした。生活面での小さな変化から、「酸素の値が下がってきて少し危ないかもしれません」といった医療的な状況まで、逐一報告をいただけたので、離れていても祖母の状態を把握することができました。おかげで何かあってもすぐに相談できましたし、施設と家族でしっかり連携が取れているという信頼感がありました。
家族の想いに寄り添った看取り介護
最期をこの施設で看取っていただけたことにも、とても感謝しています。亡くなる瞬間にも立ち会うことができましたし、その後、一度自宅に連れて帰ってから見送るという、私たちの希望も叶えてくださいました。家族として、心残りなく祖母の最期に寄り添うことができ、満足のいくお別れができたと思っています。あの部屋の雰囲気も含めて、祖母と過ごした時間は「いい時間だった」と良い思い出として残っています。