入居前はどのような状況でしたか?
父が70代の頃でした。要介護1の認定を受けていましたが、当時はまだ杖や車椅子も使っておらず、認知症の症状もありませんでした。身の回りのことはほとんど自分でできており、それまでは自宅で自立した生活を送っていました。大きな介助が必要な状態ではなかったものの、年齢を考えると、今後の暮らしについて少しずつ考え始めていた時期でもありました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
父の施設入居を具体的に考え始めたのは、私たち家族の引っ越しがきっかけでした。父の体調が急に悪化したというわけではなく、私たちの生活環境が変わるのに合わせて、父にとっても新しい住まいの近くで安心して暮らせる場所を確保しておきたいと考えたのです。これを機に、本格的に施設探しをスタートしました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
父を施設にお願いすることに対して、特に罪悪感や葛藤といった気持ちはありませんでした。これは、父本人の身体的な衰えが理由ではなく、あくまで私たちの引っ越しという環境の変化がきっかけだったからかもしれません。家族みんなにとって、より良い暮らしの形を模索する中での一つの選択肢として、自然に受け入れることができました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
施設の見学に伺った際、特に不安を感じることはありませんでした。建物や設備について何か気になる点があったわけでもなく、むしろスタッフの方々がとても感じ良く対応してくださったのが印象に残っています。