施設探しを始めたきっかけは何ですか?
父は母と二人で暮らしていました。父自身は頭ははっきりしていましたが、常時車椅子で体が思うように動かせない状態でした。一方で、母は元気ではあるものの認知症が進んでしまい、夜中に徘徊したり、一緒にいる父が誰だか分からなくなって「知らない人が家にいる」と私に電話してきたりするようになってしまって。警察のお世話になることもあり、もう二人だけで暮らしていくのは無理だってなって施設を探し始めました。
父は体調面から浣腸してほしいという希望があったんですが、それはナースじゃないとできないので、昼間にナースがいるところ。それから、父は体の不調ですぐ不安になって「病院に行きたい」って言う人だったので、病院と提携していて、何かあった時は24時間対応してくれるしお金を払えばすぐに受診に連れて行ってくれるという草加明生苑に決めました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
本当は父と母、2人で一緒に入れればよかったんですけどね。でも、2人とも一緒に満足するところがなかったんですよ。一緒のところだと、母は昼間ほったらかしになっちゃうか、父は来てほしい時に看護婦さんがいないっていうことになっちゃうから。結局、お互いの状態に合わせて、近くなんですけど別々の施設に入ることになりました。母は認知症に特化したグループホームに入ったんです。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
実は、探してた時はまだコロナ禍の後で、中が見せてもらえなかったんですよ。中が見れなくて、写真とサービスの内容だけで選ぶしかありませんでした。10か所以上見に行きましたけど、結局は中が見れないまま「病院と提携しているから安心だろう」と決めるしかなかったのが不安でしたね。