入居前はどのような状況でしたか?
父は91歳で、要介護5の認定を受けていました。チャームスイートさんに入居する前は、一昨年の4月からずっと入院生活が続いていました。肺炎をきっかけに、床ずれ(褥瘡)ができて手術をしたり、そこから菌が全身に回ってしまったり。尿路感染症にもなり、おしっこが出なくなって手術を受けるなど、いくつもの病気を抱えている状態でした。
もともと認知症も重く、入院前は行方不明になったことが3回ほどあり、生活は常に車椅子でした。病院、介護老人保健施設(老健)、また病院と、いくつかの施設を転々としながら治療を続けている、という状況でした。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
施設探しを始めたのは、入院していた病院から退院しなければならなくなったのが直接のきっかけです。ただ、父のように多くの病気を抱えていると、受け入れてくれる先がなかなか見つかりませんでした。神戸市内にある20箇所の病院に問い合わせましたが、すべて断られてしまったんです。
そんな八方塞がりの状況で、チャームスイートさんが「できる限りのフォローはしたい」「看護師が四六時中見て、そういったこと(急変)がないようにします」と手を差し伸べてくれました。実は、自宅から通いやすい「チャームスイート須磨」を第一希望として問い合わせたのですが、あいにく満室で。
すると、系列の「チャームスイート神戸北野」に空きがあり、「須磨に空きが出るまでの間、須磨と同じ金額で入居できますよ」と提案していただいたのです。金額的にも本来の北野の料金では難しかったので、このご提案は大きかったです。私たちにとっては、そこしか行く場所がないという状況でもありました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
正直なところ、私自身は父を施設に入れることには反対でした。できれば医療体制の整った病院を探し続けたいという気持ちがあったからです。しかし、先ほどお話ししたように、受け入れてくれる病院はどこにもありませんでした。
そんな中でチャームスイートさんが受け入れを表明してくれたので、やむなく入居を決めた、というのが実情です。結果的に、そこしか行ける場所がなかった、という形でした。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
見学時に特段の不安があったというよりは、父のように複数の病気を抱えている状態で、病院ではない施設で本当に大丈夫だろうか、という根本的な不安がありました。施設の方からは「できる限りのフォローはしたい」と言ってはいただけたものの、やはり医療機関ではないので、もしもの時にどうなるかという心配はありました。