エルダーホーム新松戸
に94歳・女性・要介護3で入居中の方へのインタビュー

もともと義母は、私たちの住む場所から離れた地元の介護施設に入居していました。その近くには義父などの家族も暮らしていたのですが、昨年その家族が亡くなりました。義母が地元の方で一人になってしまったため、何かあった時にすぐに駆けつけられるよう、私たちが暮らす家の近くに呼び寄せ、新しい施設を探すことにしたのです。

見学に行った際、施設の規模がこぢんまりとしており、スタッフの方の人数が少ないように感じました。そのため、「運営が大変そうだな」という印象を持ったのが、当初の不安点です。一方で、こぢんまりとしていることによるアットホームな雰囲気は、高齢の義母には合っているかもしれない、という魅力も同時に感じました。

義母は認知症があるため、入居してすぐは、自分がどこにいるのかよく分かっていないような感じでした。ですが、最近は少しずつ環境に慣れてきたようで、なんとなく「自分はここに来たんだ」ということが分かってきたように見えます。 また、入居する前は、利用料金のことを考えると「食事はどのようなレベルなのだろうか」という点が少し気になっていました。高齢の義母にとっては食事が一番の楽しみだと思ったからです。今のところ、特に問題なく普通に食べているようなので、その点は良かったと思っています。 食べ物の差し入れも可能ですが、認知症もあって、お菓子などを居室にそのまま置いておくと、義母が忘れてしまったり、管理できなくなったりする恐れがあるため、面会の際に一緒に楽しんで、残りは私たちが持ち帰るようにしています。

スタッフの人数が少ないという印象は、今も変わっていません。以前義母がいた大きな施設と比べると、交代できるスタッフの方がいないため、一人で動き回っているような感じで大変そうに見えることがあります。

一番の決め手は、自宅から近いということです。面会は1日の人数などに制限があるとは聞いていますが、厳しく「今日はダメ」と言われるようなことはなく、毎日来ているご家族もいるようです。当初は私たちも「毎日行こうか」などと話していましたが、なかなかそうもいかず、今は週に1回程度の面会になっています。それでも、何かあればすぐに駆けつけられるという距離の近さは、私たち家族にとって大きな安心になっています。これまで離れていたので、やっぱり距離というところが全然違ってきますね。

義母も90歳を超え高齢なので、あまり色々な企画やレクリエーションが頻繁にあるような施設は必要ないかな、と考えていました。その点、この施設はこぢんまりとしていてアットホームな雰囲気なのが、義母には合っていると感じています。

この施設は病院と直結していて、必要があればお医者さんが施設まで来てくれる、という点は非常に心強いです。高齢になると何があるか分かりませんので、医療との連携がしっかりしていることは、安心してお任せできる大きな理由の一つです。何かあれば妻の方に連絡が来ているようですし、そうした報告もしっかりしていただけているようです。

やはりスタッフの方の人数がもう少し多いと安心できると感じます。誰かが休まれたりすると、現場はかなり大変になるのではないか、という点が少し気になっています。

「病院との連携が心強い」「アットホームなのが合っている」といったお言葉から、お義母様の穏やかな暮らしを心から願うお気持ちがひしひしと伝わってきました。良かった点だけでなく、スタッフの方々の状況を気遣うご発言にも、お人柄が表れているように感じました。これから施設を探される方々にとっても、大変参考になる貴重なお話でした。誠にありがとうございました。