入居前はどのような状況でしたか?
施設に入る前、母は私と一緒に暮らしていました。高齢だったこともあり、杖は使っていましたが一人で歩くのは少し危ない状態でした。
いずれは施設に…ということで、本人がパンフレットを見たりして前々から検討はしていたんです。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
きっかけは、家に来てもらっていた在宅医療の先生の一言でした。あるとき、先生が予定より少し早めに来られたんです。母が応接間に向かおうとしたとき、ちょっと慌ててしまって、滑って転んでしまったんですよ。その様子を見た先生に、「いや、お母さんまだ施設入ってなかったんですか?」と言われましてね。
ちょうど私も70歳になるタイミングでした。一応「老老介護」的な形にはなります。自分自身の体の不具合もありましたし、息子にいつまでもこうして世話をさせるのは…という母の思いもあり、お医者様の言葉もあって施設に入る決心がつきました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
葛藤や不安は、私たちは全然なかったですね。というのも、急に入ることになったわけではなく、もう1年くらい前からパンフレットを色々取り寄せて家族で検討していましたから。「いずれは入るもの」という認識がもともとあったので、実際にその時を迎えても、すんなりと受け入れることができました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
私が別の施設を勧めたのに対して、母がこの施設を選んだので、立地的な遠さだけが少し気になっていました。実は見学した4つの施設のうち、この東ときわ台のニチイメゾンが一番遠かったんです。池田や箕面のあたりから見ると、山越えの有料トンネルを渡った向こう側にありました。車で10分前後の近い施設が他にも3つあって、私は「近い方がいいんじゃないか」と話したのですが、母自身がここを気に入って「ニチイメゾン東ときわ台がいい」と言うので、本人の意思を尊重して決めました。入る本人が気に入った場所に決めるのが一番ですからね。