家族の心に寄り添う、温かな看取りのケア
この施設を選んで一番良かったのは、最高の形で父を看取れたことです。病院とは違い、不要な医療行為は一切なく、本人の尊厳が最後まで守られていました。亡くなる直前、担当の介護士さんからいただいた一本のお電話のおかげで、父の最期に立ち会うことができました。あの時、「差し出がましいのですが」と前置きしながらも、家族を呼ぶべきだと判断してくださったご配慮には、どれだけ感謝してもしきれません。穏やかで、ゆったりとした時間の中で父を見送ることができたのは、スタッフの皆さんの温かいケアのおかげです。
自宅のように気軽に通える、開放的な雰囲気と立地
自宅から歩いていける距離という立地は、私たち家族にとって大きな安心材料でした。面会時間に厳しい制限はなく、「いつでもどうぞ」と言っていただけたので、仕事の合間にも気軽に顔を出すことができました。受付にはいつもスタッフの方がいて、にこやかに迎えてくださる。そうした開放的な雰囲気が、施設という場所への心理的な壁を取り払ってくれました。頻繁に会えたことで、父の好きな食べ物を届けたり、些細な変化に気づいたりすることができ、最後まで密なコミュニケーションを取り続けることができました。
本人の意思を尊重する、柔軟で家庭的なサポート
父は胃の手術をしていたため、食事には工夫が必要でした。施設では食事の持ち込みが自由で、各部屋に冷蔵庫が完備されていたため、父の好きなものを常備してあげることができました。これは、病院での生活では考えられないことです。また、レクリエーションへの参加を無理強いすることなく、父が部屋で静かに過ごしたいという気持ちを尊重してくれたのもありがたかったです。一人ひとりの入居者に合わせた柔軟な対応が、父らしい穏やかな晩年につながったのだと思います。
医療と介護の連携がもたらす、心身ともに穏やかな療養生活
この施設は訪問診療と提携しており、それが父にとって非常に良い結果をもたらしました。病院にいると、どうしても検査や治療が中心になりがちですが、ここでは過剰な医療介入がなく、本人の状態に合わせた必要なケアだけを受けることができました。特に終末期において、本人に負担のかかる処置がなかったことは、穏やかな最期を迎える上でとても大きかったと感じています。医療と介護がうまく連携することで、心身ともに安らかな療養生活が送れたのだと思います。
入居前から最期まで、家族のあらゆる不安を解消するサポート体制
初めて親を施設に預ける家族にとって、わからないことや不安は尽きません。この施設では、ケアマネージャーさんが本当によく相談に乗ってくださいました。入居中の細かなことから、亡くなる間際の葬儀社の手配、亡くなった後の手続きに至るまで、先を見越してアドバイスをいただけたので、私たちは慌てることなく、落ち着いて一つ一つの事柄に向き合うことができました。「何かあったらここに聞けば大丈夫」という絶対的な安心感があったことは、精神的に大きな支えになりました。