入居前はどのような状況でしたか?
義母は90歳になるまで一人で暮らしており、お友達も多くて「とんでもなく元気な人」でした。私たち夫婦は近くに住んでいましたが、義母は何でも自分でやる人でしたし、私も仕事を持っていたので、程よい距離感を保っていました。
ただ、90歳になって圧迫骨折をしてから、「あっちが痛い、こっちが痛い」と言うようになり、だんだんと食事の支度なども億劫になってきているのかな、と感じてはいました。私たちとの生活時間帯の違いもありますし、義母自身も自分のペースで生活したいという気持ちが強かったので、同居は考えていませんでした。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
実は、施設探し自体は義母が元気なうちから始めていたんです。5、6年も前からお友達と一緒に「そのうち入るようになったらよろしくね」と、この施設に目星をつけていたそうです。
本格的に入居を検討する直接のきっかけになったのは、90歳での圧迫骨折でした。少し立ち上がれなくなったことで気弱になってしまったようで、体のしんどさや家事が億劫だと感じていたタイミングも重なりました。ケアマネジャーさんから施設入居を勧められたところ、本人も「はい、はいもう2つ返事で入ります」という感じで、とてもスムーズに話が進みました。当時も気持ちはすごく元気でしたが、圧迫骨折の影響で、それまでの要支援2から要介護2の認定に変わりました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
施設に入居を決める際、私たち家族に葛藤や罪悪感といったものは特にありませんでした。というのも、施設が自宅から歩いて5分とかからない場所にあったので、「何かあってもいつでも行ける」という安心感があったからです。何より、義母自身が入居に前向きでしたし、体の自由が利きづらくなってきた本人にとって、これが一番良い選択だろうと感じていました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
見学の際に、特に不安を感じることはありませんでした。義母が元気な頃からお友達と見学に行き、入るならここと決めていたようですから。
ただ、施設長さんが自ら「ここは古いんです」とおっしゃっていた通り、建物が新しいわけではありませんでした。もともとは若い方向けの独身寮だった建物を介護施設として再利用しているそうで、施設内に階段や段差があるなど、少し昔ながらの造りだなという印象は受けました。