退去の一番のきっかけは、父が施錠されているドアを自力で突破して自宅まで帰ってきてしまったことです。父が家にたどり着いてからこちらで施設に電話をしたのですが、連絡するまでいなくなったことに気づいてくれていませんでした。
セキュリティキーがあったそうなのですが、父がずっと番号を打ち込むところをじっと見て記憶したらしくて。最後は力づくでドアを突破してしまったみたいなんです。突破できてしまうこと自体もそうですが、こちらから連絡するまで気づいてもらえなかったのが「ちょっと危険だな」と思いました。スタッフさんの人数が足りていないのかなと、不安と不信感が強くなりました。
また、パンフレットには「庭で散歩」や「お買い物に行く」といった写真や謳い文句があったので、外の空気も味わわせてあげられるのかなと期待していました。でも実際はそういった機会はなさそうで、レクリエーションをやっている形跡もまったく見当たらず、自室かリビングでボーッとしているだけのように見えました。「ちょっと閉じ込め気味なのかな」という印象を受けてしまったんです。
医療面でも、病院運営だから安心かと思っていたのですが、看護師さんは常駐ではなく体調不良時も電話でのやり取りが中心でした。そういった不満や不安が重なっていた時期に、以前申し込んでいた特別養護老人ホームから空きが出たと連絡がありました。施設側からは引き止められましたが、お断りして退去を決めました。
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