入居前はどのような状況でしたか?
入居前は、私と父、そして母の3人で同居していました。母はアルツハイマー型の認知症で物忘れがひどく、何度も同じことを繰り返したり、家事もだんだんできなくなってきたりしていました。
そんな母に対して、私自身が朝起きると怒ることから一日が始まってしまうような状態で、仕事にも支障が出始めていました。一緒に暮らす父も母に「何やってるんだ」「何もできないくせに」といった言葉をかけるようになってしまい、このままでは母がかわいそうだと思い、「うちで見るのは無理かな」と感じ始めていました。
また、母は体温の調節がうまくできなくなっていて、暑い夏にエアコンをつけなかったり、冬にドアを開けっ放しで寝ていたりすることもあったため、健康面での心配も絶えませんでした。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
母を怒ってしまうことが増え、自分の仕事にも影響が出始めたことが、施設探しを考えた直接のきっかけです。インターネットで情報収集をしていたところ、ケアスル介護さんのサイトを見つけました。
最初はどんな施設の種類があるのかを知るために、資料を取り寄せるだけのつもりだったのですが、サイトのチャットでやり取りを進めていくうちに、すぐに担当の方からお電話をいただき、本格的に施設探しが始まりました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
施設への入居は、父に十分な相談をしないまま、私と姉で少し強行するような形で決めてしまいました。というのも、当時の父は母に対して厳しい言葉をかけることが増えており、落ち着いて相談できるような状態ではなかったからです。ただ、結果的に父は拗ねてしまい、なだめるのが大変でした。
また、私自身、介護施設の知識がほとんどなく、母にどういう施設が合っているのか分からないまま入居を決めてしまったことには、後から思うところがありました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
全部で4つの施設を見学しました。この施設に決めたのですが、見学時の第一印象は、特に悪いというわけではないものの、「少し暗いかな」というものでした。照明というよりは、なんとなく施設の雰囲気全体がそう感じられました。