家族の辛い気持ちを受け止めてくれる存在
この施設に入って良かったことの一つは、私たち家族のケアまでしてくれる看護師さんがいることです。母の状態が進行していくのを毎日見ていると、どうしても気持ちが落ち込み、苦しくなって涙が出ることもあります。そうした辛い気持ちは、父や友人、親族がいても、全てを話せるわけではありません。
でも、ここの看護師さんは、私が母のことでポロッと何かを言った時に、「いいよ、話してごらん」と促してくれました。「そういうのを全部受け止めるのがホスピスなんだから」と言ってくださり、その言葉に救われて、わーっと泣いてしまったことがあります。
その時も、「泣くのは当たり前のこと。みんなそういう気持ちになるのは自然なことだから」と、私のすごく辛い気持ちを、とても受け止めてくれました。今も頼りにしている看護師さんが何人かいて、精神的に参ってしまった時に話を聞いてもらえるのは、すごくありがたいと思っています。
24時間いつでも可能な面会と宿泊
この施設を選んで良かった一番の理由は、面会時間の自由度の高さです。病院のように面会時間が決められておらず、24時間いつでも母の顔を見に行くことができます。仕事の都合に合わせて夜分に訪ねることも可能ですし、制限なくいつでも行けるというのは、本当にありがたいです。
また、母の部屋に泊まることも許されています。最近、母が精神的に不安定になることがあるため、簡易的な寝具を部屋に置かせてもらい、時々私が泊まってそばに付き添っています。こうした柔軟な対応は、病院ではまずできないことなので、この施設ならではの大きなメリットだと感じています。
看護師が常駐していることの安心感
母はパーキンソン病や難病を抱え、胃ろうなどの医療的ケアも必要です。そのため、介護士さんだけでなく、専門的な知識を持った看護師さんが常駐してくださっていることは、家族にとって安心です。
入居前は、病院ではない場所での緊急時対応に不安がありましたが、日頃から看護師さんが母の状態を把握し、ケアしてくださっていることで、その不安はだいぶ和らぎました。私たち家族ではできない医療的なケアをお任せできるのは、本当に心強いです。
食事制限がある中でも楽しめるイベント
施設では月に一度、季節に合わせたイベントが開催されています。食べ物がテーマになることも多いのですが、胃ろうで口から食事をとることが難しい母のことも気にかけてくださいます。
例えば、皆がケーキを食べるようなイベントの時には、母のためにゼリーやプリンといった、食べやすいものを別に用意してくれました。参加が難しいだろうと諦めるのではなく、どうすれば一緒に楽しめるかを考えて工夫してくださる、その心遣いがとても嬉しく感じました。

