ハピネスどんぐりの里
に86歳・女性・要介護1で入居中の方へのインタビュー

もともと母は病院に入院していたのですが、退院の時期が迫ってきた頃に、病院の方から「施設を探してください」と言われたのがきっかけでした。もう、本当に「動くしかなかった」という感じだったんですよね。

施設に母を入れるということに対しての、罪悪感とか葛藤みたいな気持ちは、特になかったです。というのも、家にいる方がよっぽど何かあっても反応できなかったので、専門の方にお願いする方が良いと思っていました。

見学は何か所か行きました。他の施設だと少し心配だなと感じるところもありましたね。やっぱり、介護してくれるスタッフの方の数が少なくてケアが後手に回っているように見えたり、施設に活気が全くなかったり、という感じでした。

母はもう、「入れて幸せ」って喜んでるぐらいなので、本当に良かったです。「最高」って言ってるくらい、満足してくれています。特定のレクリエーションが、ということではないと思うんですけど、やっぱり色々な方がひっきりなしに関わってくれて、お世話を見ていただいているのが良いみたいです。誰かしら接してくれているので、本人としてもすごく嬉しいんだと思います。 私自身の気持ちとしても、だいぶ余裕ができました。施設のスタッフさんは、こちらが何か確認したときにすぐ返事をちゃんと返してくださるなど、対応がとてもいいので、安心してお任せできています。

今入っているハピネスどんぐりの里は、見学した中で一番良かったんです。新しい施設だったというのもありますけど、スタッフさんの人も多くて活気があったので、ここなら良いな、と感じました。そういった点で、他の施設で感じたような不安はありませんでした。

良かった点の一つ目は、やっぱりスタッフの数が多くて、対応をちゃんとしてくださっている部分ですね。わりと細やかにやっていただいていると感じます。母から聞くと、入居者さんの中には少し怖いなと感じる方もいらっしゃるみたいなんですけど、それも全部スタッフさんがちゃんと対応してくださっているみたいなので。そういう部分で、不安なく安心していられる、というところが結構あるようです。何かあってもスタッフさんにすぐお話しできるような、風通しの良さもあるんじゃないかなと思います。

二つ目は、本人が入ってみて、その満足度が高いサービスだった、という点です。毎回母に「不満点とかないの？」って聞くんですけど、「もう全然不満はないよ」と言っています。もちろん、全部が最高値っていうことではなくて、本人の中で「許容範囲で全部バランスよく大丈夫」っていう感じなんだと思います。それでも、ここまで本人が満足してくれているのは、一番向いているところだったんだろうなと感じますね。

三つ目は、すごく明るい感じの施設だということです。見学の時に感じた「活気」もそうですし、新しいので日当たりがいいというのもあります。たぶん、中の内装の色合いとか電気とかも、明るく見えるように工夫してあるんじゃないかな、と思いますね。お風呂の種類がいっぱいあるのも、本人が不安にならないという点ですごく良いみたいです。

1点だけ言うとすれば、施設長さんの入れ替わりがすごく激しかったことです。母が入ってから、今の施設長さんで5人くらいになります。1ヶ月に1回ぐらいのペースで代わっていた時期もあったので、お電話でお話をしたのに、次に行ったらもう違う方だった、ということもありました。 施設がオープンしてまだ日が浅いという事情もあったのかもしれない、とは思っています。他のスタッフさんの入れ替わりはないのですが、施設長さんだけが頻繁に代わったので、少しびっくりした、という感じです。 ただ、今の施設長さんはすごく良い方で、親切でレスポンスもとても良いので、できれば長くいてほしいなと思っています。

この度は、インタビューにご協力いただき誠にありがとうございました。お電話口での明るいお声から、お母様が施設での生活に満足されていることへの安堵感と、ご自身の生活にも余裕が生まれた喜びがひしひしと伝わってまいりました。「家にいる方がよっぽど反応できなかった」というお言葉に、在宅介護の難しさと、プロに任せるという選択への強い意志を感じました。施設長の交代というご不安な時期を乗り越え、現在は心から安心してお母様を任せられているご様子に、私共も大変嬉しく思います。