入居前はどのような状況でしたか?
もともとは母と父の二人暮らしだったのですが、ある日、母にだけ軽度の認知症が始まったんです。父に対しての攻撃性も増してしまい、老老介護の状態になっていました。父だけで母の面倒を見るのは難しいだろうと、私たち家族も限界を感じていたんです。
そこで、くき翔裕館Ⅱ号館とは違う施設に入居をさせました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
入居した当初はお友達もでき、充実した生活を送っていたものの、ご高齢の方が多い環境だったこともあり、次第にお一人、またお一人と亡くなってしまうことが続きました。
そうしたお別れが続くにつれて、一度は落ち着いていた母の認知症の症状がまたひどくなってしまい、結局、母自身が「ここにはいたくない」と言い出したため、転居をすることにしました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
本人が自宅に帰りたがってしまったり、揉めてしまうようなことはありませんでした。むしろ、今まで入っていた施設に対して母はネガティブな気持ちでいっぱいだったので...。
家族で手分けしながら、母の希望にきちんと合っている施設を探すことにしました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
施設の見学には、私ではなく父と私の叔父(母の兄弟)の二人で行ってくれました。
施設の周りに公園があって散歩が好きな母に合っていることや、入居者が参加できる買い物イベントなどがあることを説明してくださり、「ここなら母の希望に沿ってるんじゃないか」と、二人ともかなり気に入って帰ってきました。不安は特になかったですね。