入居前はどのような状況でしたか?
子どもたちが独立したため、家族構成は私たち夫婦と夫の母の3人になりました。
当時は広めの家に3人で暮らしていて、食事は私が作り、頭もしっかりしていて元気な義母と一緒に生活していました。長年同居を続けてきて、私にとっては自分の親と同じような感覚で接していたこともあり、日々の暮らしに大きな不満や深刻な介護の悩みがあったわけではありませんでした。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
子どもたちが巣立ったことで、3人で暮らすには広さはもう必要ないのではないかという話が家族の中で持ち上がりました。
義母も90歳を超えていたこともあり、自由度があって自立した生活が送れるサービス付き高齢者向け住宅へ入居してもらい、私たち夫婦はコンパクトな住まいに引っ越そうと考えたことが、施設を探し始めた直接のきっかけでした。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
長年一緒に暮らしてきましたし、私にとっても本当の母親のような存在でしたので、離れて暮らすことに対してはやはり寂しさがありました。
距離的にも近くてお互いに行き来ができる環境であれば大丈夫かなとは思っていましたが、それでも決断する際には少し葛藤がありました。義母に対しては、寂しくないように大丈夫だよと声をかけながら話を進めていきました。