離れて暮らす家族も安心できる、こまめな連絡体制
私たち兄弟は実家から遠い場所に住んでいるため、父の体調が急に変わってもすぐに駆けつけることができません。だからこそ、施設の連絡体制は非常に重要でした。実際、父が風邪をひいた時や、何度か入院が必要になった時など、その都度、連絡窓口である兄の元へきちんと報告を入れてくれました。父の様子を常に気にかけてくれているという安心感が、私たちにとっては何よりの支えでした。
本人のペースを尊重した、無理強いしない関わり方
施設では、1階の食堂でカラオケなどのレクリエーションが催されていたようですが、父はもともと社交的な性格ではありません。そうした集まりには参加せず、食事が終わると自室で静かに過ごすことが多かったようです。施設によっては全員参加を促す雰囲気のところもあると聞きますが、ここでは本人の意思を尊重し、無理強いされることがありませんでした。父らしいペースで穏やかに過ごせたのは、この施設だったからかもしれません。
家族との時間を大切にできる、柔軟な外出・面会
コロナ禍になる前の話ですが、面会は比較的自由にできましたし、年に1~2回は父を外食に連れ出すことも許可していただけました。車椅子での外出でしたが、施設の方も快く送り出してくださり、家族水入らずで食事をする時間を持てたのは、今でも良い思い出です。入居後も家族とのつながりを大切に考えてくれる、温かい施設だと感じました。
「食べる楽しみ」を支えてくれた食環境の自由度
父は亡くなる直前まで食欲が旺盛でした。施設の食事もきちんと食べていたようですし、私たちが面会に行くときにお菓子やジュースといった好物を持って行くと、いつも本当に嬉しそうに全部平らげていました。特に厳しい食事制限もなく、部屋に持ち込んだものを自由に飲食できたので、父にとっての「食べる楽しみ」が最後まで失われなかったのは、本当に良かった点だと思っています。
これまでの生活習慣を尊重してくれた外部リハビリへの通院
父は入居する前から、外部のリハビリ施設に通っていました。施設に入居した後も、コロナ禍で難しくなるまでは、そのリハビリに継続して通わせてもらえました。新しい環境での生活は本人にとって大きな変化だったと思いますが、これまで続けてきた習慣をそのまま続けさせてもらえたのは、心身の安定につながったのではないかと思います。個別の事情に柔軟に対応していただけたことに、とても感謝しています。