良い介護士さんもいる中で退去を決意したのは、施設の「会社としての方針」に対する不信感が、どうしても拭えなかったからです。
一番の不信感は、
領収書へのサイン問題です。 ある日突然、家族への連絡もなしに、高齢の母のサインが入った領収書が送られてきました。母は、名前が書けるだけでなく、こちらの言うことも理解して会話ができる状態です。しかし、だからといって契約に関する内容まで完全に理解してサインしているわけではありません。何より、領収書に限らず「何にでもサインができてしまう」という状況が、家族としては本当に恐ろしかった。 これが、信頼関係が崩れる大きなきっかけでした。施設側に聞いても「書ける人にはサインをしてもらうという会社の方針です」という返答があるのみ。週に何度も面会に行っているのですから、せめて「ご本人にサインをもらっていいですか?」と事前に一言でも報告があれば、全く心証は違ったと思います。
次に、納得のいかない
洗濯のルールです。 まず、カーディガンなど毛の入った衣類は「乾燥機で縮むから」という理由で断られました。また、冬用の膝掛けは「サイズが大きいから」と断られ、指示通りに小さくて薄いものに買い替えたのですが、今度は「洗濯物の量が決まっているから」という理由で断られることもありました。結局、そういった衣類は全て私が持ち帰って洗濯するしかなく、とても大変でした。
そして、オムツ交換の質と、それに伴う洗濯の追加料金の問題です。 洗濯が週3回までで、4回目以降は1回770円の追加料金がかかるというルール自体は、仕方がないと納得していました。問題は、その原因です。母は寝たきりに近い状態にも関わらず、施設のオムツの当て方が悪いせいで、毎日のように漏らして服などを汚してしまうのです。もし母自身が動いて漏れてしまうなら仕方ありません。しかし、ある時母が「かゆい」と言うので見てみると、おむつのテープがブカブカできちんと留められていませんでした。これでは漏れて当然です。 施設の不備が原因で毎日洗濯が必要になり、そのたびに高額な追加料金が請求される。月によっては1万を超える請求が来ることもあり、この理不尽さに、
どうしても納得がいきませんでした。...続きをみる