ココファン西川口
に88歳・男性・要介護3で入居中の方へのインタビュー

もともと、父と母は二人で暮らしていました。施設を探すことになったのは、父が腰椎を骨折して動けなくなってしまったのがきっかけです。退院後のことを考えた時に、もう自宅で二人だけで暮らすのは難しいだろう、ということになったんですね。それで、介護が必要かな、と。

施設に入れることへの葛藤は、まあ、ありましたけどね。でも、やはり自宅は難しいだろう、という気持ちの方が大きかったです。 父が入居するにあたって、母も一緒に、というのはこちらから提案しました。母から言い出したわけではなくて。一人で家にいるのは難しいだろう、ということを伝えて、説得した形ですね。

入居してからの両親は、二人とも元気になりましたね。母は以前よりもよく喋るようになったと思います。少し塞ぎ込みがちだったんですけど、それもなくなりました。食事の管理などもお任せできますし、刺激があるのが良いのかもしれません。 父は骨折後から歩行器を使っていますが、施設の中でリハビリもやってもらっています。施設にリハビリの先生が来てくれたり、デイサービスに行ったり。以前は父と母で一緒にデイサービスに行ったこともあったみたいですが、今はそれぞれのペースで別々に通っているようです。そうやって個々の活動ができるのも、二人にとって良い刺激になっているのかもしれません。 私たち家族も、面会は結構自由に行けるので助かっています。

施設は、ココファンに決めるまでにいくつか見学しました。サ高住以外も、いろいろな形態のところを見ましたね。 その中で、最終的に「サ高住がいいかな」ということになりました。この施設に決めた一番の理由は、サ高住でありながら、介護がしっかりしているな、と感じたところです。見守りもありますしね。 探し始めてからは、2～3ヶ月くらいで見つかりました。たまたま空きがあって、すぐに入れたんです。

ここにして良かったなと思うのは、やっぱりサ高住だから、結構自由がきくところですね。暮らしにあまり細かい制約がありません。例えば、お酒も大丈夫です。うちは2部屋を借りていて、1部屋を寝室、もう1部屋を居間という形で分けて使っています。そういう風に、自分たちのスタイルで暮らせるのが良いみたいです。介護は必要だけど、暮らしの自由度もちゃんとある。そのバランスが、両親には合っていたんだと思います。

それから、スタッフの人がすごくみんな優しいんです。これは本当に良いところで、すごく安心できます。母も、以前より塞ぎ込むことがなくなったのは、スタッフの方たちとのコミュニケーションがとりやすいからかもしれません。いつも親切に接してくださるので、私たちも安心して両親を任せられています。

医療面についても安心しています。サ高住ですけど、往診に先生が来てくれるので、何かあっても施設内で対応してもらえることが多いです。父のリハビリもそうですし、介護のことも含めて、ほぼほぼ施設内で完結できる。自由度が高いのに、必要なサポートはしっかり受けられる、というところが、本当にありがたいなと感じています。

あんまりないですね。本当に満足していて、信頼してお任せできているかな、というところです。

お父様の怪我という突然の出来事をきっかけに、ご両親揃っての施設入居を決断された際のお話をお伺いしました。冷静に状況を判断され、様々な施設形態を比較検討された上で、ご両親にとってベストな「自由と安心が両立する場所」を選ばれたことが伝わってきました。特に「あんまりないですね」と穏やかにおっしゃった言葉に、現在の生活への深い満足感と施設への信頼が表れているように感じました。