スタッフの方々の対応自体はとても良く、母も仲良くなったりしていたのですが、いかんせんこの施設は5階建てで100人近くが入居する大規模なところでした。そのため、入居者に対するスタッフや看護師の割合がどうしても少なくなってしまい、部屋へ見回りに来てくれる回数が少なかったんです。
母は自分で動けないので、冷蔵庫があっても一人で水を飲みに行くことができません。オムツ交換や食事のタイミングでスタッフさんが来てくれた時に「喉が渇いたからお水を飲ませて」と頼めば確実に飲ませてもらえるのですが、見回りの回数が少ないと、どうしても水分補給のタイミングが空いてしまいます。実際、一度水分不足で脱水症状を起こしてしまったことがありました。ナースコールを呼べば来てはくれるものの、やはり手取り足取りの見守りは難しい規模感だったのだと思います。
さらに、母は白内障の手術をして一時的に目がほとんど見えなくなったので、3ヶ月間は私が毎朝晩、施設へ行って高齢者用の冷凍弁当や施設では出ないお寿司やお好み焼きなど母の好物を食べさせに行っていました。手術が無事に終わって「また食堂で食べてね」と切り替えたところ、息子に来てもらって好きなものを食べられていた時間が終わってしまった寂しさや、自分で食べなければいけない負担からか、母が急にガクッと元気がなくなってしまい、まるで廃人のようになってしまったんです。
食事も自分では一切取れなくなり、毎食スタッフさんに食事介助をお願いすることになりました。すると、もともとの介護費用に加え、オムツ交換のオプションでプラス1万円、さらに食事介助の名目でプラス2万円…というように、サービスをお願いするごとにオプション費用がどんどん膨んでいってしまいました。ニチイメゾンさんはもともと他の施設に比べて少し金額が高めな設定だったこともあり、このままこの費用を出し続けるのは厳しいという金銭的な理由も重なりました。
最終的には、より見回りの頻度が高く、看護師やスタッフの数が手厚い、小規模な難病・看取り対応の施設へ移ることを決め、退去いたしました。ニチイメゾン箕面船場さんに大きな不満があったわけではないのですが、
母の心身の悪化に伴って、施設の規模や体制が少しずつそぐわなくなってしまったという形です。
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