入居前はどのような状況でしたか?
それまで、会社の社長として三重と名古屋を行き来する生活を送っていた父が、ようやく仕事を整理して名古屋に腰を落ち着けたのは、亡くなる10ヶ月ほど前のことでした。
ところが、そこで初めて病院にかかったところ、アルツハイマー型認知症、そしてステージ4の末期がんという診断を同時に受け、余命半年を突然宣告されたのです。私たち家族は全員、頭が真っ白になってしまいました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
当初、父は病院の緩和ケア病棟に入院しました。しかし、末期がんではあったものの、本人が痛みや苦しみを訴えることがなかったため、「もっと緊急性の高い方が待っているので」と、病棟を出てほしいと告げられてしまいました。
80代の母が介護をしようと頑張ってくれていたのですが、ある日、お風呂場で父が転倒し、それを助けようとした母まで転んで腰椎の圧迫骨折をしてしまったのです。もう、自宅で介護を続けることは不可能でした。
また、ちょうどその頃はコロナ禍の真っ只中で、緩和ケア病棟にいた頃は一切面会ができませんでした。父の最後の誕生日でさえ、誰一人顔を見ることができず、本当に辛い思いをしました。せめて最期は、アットホームな空気の中、顔を見ることができる施設はないだろうか。そんな思いで必死に探し始めました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
見学に伺った際、特に不安を感じることはありませんでした。スタッフの皆さんがとても親切で、きちっとしているなという印象でした。
面会制限も厳しくないということでしたし、居室も明るくて綺麗でした。周辺も騒がしくなく、静かな環境でした。