入居前はどのような状況でしたか?
母がこちらの施設にお世話になる前は、別の特別養護老人ホームに入居していました。もともとは自宅で暮らしていましたが、80代後半に経験したくも膜下出血の手術や、その後の大腿骨骨折によって、自力で立つことができなくなってしまったのです。それ以来、生活の中心は車椅子となり、介護が必要な状態でした。認知症については、施設の方から「非常に軽いほう」と言われる程度で、誰が誰だか分からなくなるようなことはありませんでした。ただ、以前に入居していた特養ホームでの生活には、母自身が少し不満を感じていたようでした。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
施設探しを再び始めたのは、母からの強い希望がきっかけです。以前いた特養ホームは、面会のルールが非常に厳しく、身内であっても週に1回、2人まで、しかも30分という時間制限がありました。お友達が会いに来ても、なかなか会うことができません。
母は「ガチガチで嫌だ。民間のほうが自由でいいから、他を探してくれ」と、特養に入って半年ほど経った頃から、繰り返し私に訴えるようになりました。食べ物の差し入れもできないなど、いろいろと制約が多かったことも、母にとっては窮屈だったようです。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
見学に行った際、特に不安に感じた点はありませんでした。施設が新設されたばかりで、建物も新しく清潔でしたし、スタッフの方々も新しい施設ということもあって、皆さんしっかりされている印象を受けました。何より本人が納得してくれたので、それが一番でした。事前に話も聞いていましたし、特に心配なことはなかったですね。