入居前はどのような状況でしたか?
当時91歳だった母は、もともと悪性リンパ腫を患っていました。幸い、ここ数年は病状が安定していたのですが、入居の1、2ヶ月前から急に老いが進んだように感じていました。歩行器を使えばなんとか自力で歩けていたものの、足腰はめっきり弱くなり、トイレへ行くのも一苦労という状態でした。
それに加えて、感情の起伏が激しくなって怒りっぽくなったり、真夜中にメールを送ってきたりと、認知面での変化も見られるようになりました。私は横浜で暮らしており、広島にいる母とは離れていましたので、日に日に弱っていく母のことが気がかりでなりませんでした。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
母が入院し、退院後の行き先として一時的にショートステイを利用していました。しかし、そこはあくまで一時的な滞在先です。ロングステイにならないように、なるべく早く本格的な入居先を決めなければならないという状況でした。
時間的な猶予があまりなく、急いで施設を探す必要に迫られたのが、今回の施設探しが始まった直接のきっかけです。そこで紹介業者の方に相談し、いくつかの候補を挙げてもらった中の一つが、この施設でした。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
もともと母は大きな病気を患っており、いつ何があってもおかしくないという覚悟は、ある程度できていました。そのため、施設に入れること自体に大きな罪悪感があったというよりは、「ここが母にとって最後のすみかになるのだろうな」という思いで決断しました。
入居を決めた当時は、母もまだ歩けていましたから、残された時間を少しでも楽しく、穏やかに過ごしてくれたら、という願いを込めて入居をお願いしたのを覚えています。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
見学時に不安を感じることは特にありませんでした。むしろ、エントランスがまるでホテルのように立派で、少し豪華すぎるのではないかと感じたくらいです。対応してくださったスタッフの方の印象もとても良く、ここなら安心してお任せできるだろうと感じました。