入居前はどのような状況でしたか?
両親は二人で普通のアパートに住んでいました。当時、母の認知症が重くなってきており、外出すると一人で帰ってこられなくなることが月に3回ほどありました。一度は丸一日見つからず、最終的に遠くの地域で発見されたこともあります。歩く元気はあったのですが、家族としては「もう見きれないな」という状況でした。
両親の家の近くに住んでいたのは弟だけでしたが、彼も仕事があるため頻繁に対応するのは難しく、週に1回のデイサービスや訪問サービスだけでは、だんだんと生活を支えるのが厳しくなってきていました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
一番のきっかけは、母の徘徊が頻繁になったことです。ケアマネージャーさんからも「訪問サービスだけでは厳しい状況になってきた」という話がありました。家族だけでは24時間見守ることができず、母の安全を確保するためにも施設への入居を本格的に考え始めました。
ケアマネージャーさん経由で、老人ホームなどを専門に扱っている方を紹介していただき、両親が二人で入居できる施設を探してもらうことになりました。いくつか候補を挙げていただいた中から、面談などを経て入居する施設を決めました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
見学に伺ったのは、ちょうどコロナ禍の真っ只中でした。そのため、感染対策で施設の中には入れず、入り口のホールのような場所でお話を聞いただけでした。お部屋や廊下といった実際の生活空間は、写真でしか確認できませんでした。
ただ、入居前に面談してくださった施設長の方やケアマネージャーさん、事務の方など、皆さん人柄的にとても良い印象で、この方々ならお任せできそうだと思えましたし、その印象は入居後も変わりませんでした。