この施設を選んだ最大の理由は、母の持病や諸事情がある中で
受け入れを許可してくれた唯一の場所だったからです。母は肝不全や肝硬変という病気を抱えており、自力歩行もほとんどできない状態で、病院の退院期日が迫る中、多くの施設に受け入れを断られていました。
また、当時は生活保護の申請に関連する調整もあり、入居条件のハードルが非常に高かったのですが、そうした厳しい状況下でも受け入れの手続きを進めてくれました。病院を出なければならないタイムリミットがある中で、一時的にリハビリ施設を挟みながらも待機を経て受け入れてもらえたことは、行き場を失いかけていた家族にとって大きな助けとなりました。感染症対策が厳しく面会制限が続いている施設も多い中、こちらの施設は
家族の出入りや面会に関してかなり柔軟な体制がとられています。訪問したいときにいつでも様子を見に行くことができるため、母の様子を直接確認できる機会を確保しやすいのは利点だと感じています。
前日までに事前連絡を入れておけば、外泊や外出への連れ出しも快く許可してもらえるため、体調や本人の意欲に合わせて外の空気を吸わせたり、自宅に連れて帰ったりする計画を立てやすい環境です。自立して動くことができ、家族との時間を自由に持ちたいと考えている入居者にとっては、窮屈さを感じずに過ごせる仕組みになっていると思います。集団生活が主となる多床室の施設とは異なり、サービス付き高齢者向け住宅として
個人の専有スペースが確保されている点は良かったところです。母のように寝たきりに近い状態であっても、自分の部屋というプライベートな空間を持てるため、周囲に過度に気を遣いすぎることなく過ごすことができます。
家族が訪問した際にも個室内で落ち着いて母と顔を合わせ、言葉を交わすことができる場所が用意されていること自体は意味があると感じています。
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