入居前はどのような状況でしたか?
父は当時、アルツハイマー型認知症の症状が出ていた母と二人で暮らしていました。私は通いで様子を見ていたのですが、父が入退院を繰り返すようになっていました。その間に転倒していたことも後から知りました。
以前から入院することは時々あったので、今回も「いつもの感じで治って戻ってくるだろう」と、少し安易に考えていたところはあったかもしれません。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
施設探しを考え始めたきっかけは、父が転倒が原因で入院した際、主治医から「このまま家に戻っても、またすぐ病院に戻ってくることになる。老健かリハビリ病棟に行った方がいい」と言われたんですね。それで施設入所を考えました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
父の時はもう、一切なかったです。とにかくせん妄がひどくて、病院で帰宅願望が出て大暴れしちゃって、もうこれはダメだって思っちゃったんですね。
私自身も父のせん妄にかなり振り回されて疲弊していたので、「どうにかしてほしい」「誰か受け入れてくれる施設があるならどこでもいい」と、むしろ入れることに必死だったというのが正直な気持ちです。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
老人ホームって一言で言っても全然わからなくて、老健って何ですかというところから始まりました。主治医に勧められた老健を探してもらったんですけど全然空きがなくて。そうこうしている間に病院で父が大暴れしちゃって、「もうどうにかしてください」とソーシャルワーカーさんに泣きついたら、「ニチイさんだったら今空いてるっぽいから」と言われたんです。ただ、その時はまだ父の介護認定が下りていなくて、認定がないと本来はすぐに入居できないと言われてしまって。でもニチイケアセンターほりにしさんは「自立の方でも入れる」ということで、認定が出るまでの間だけ、まずは1ヶ月間お世話になることになりました。