入居前はどのような状況でしたか?
もともと父は、母と二人で暮らしていました。しかし、母が難病を患い脊椎の手術を受けたことで、自分の身の回りのことで精一杯という状況になってしまったんです。そんな折、父が体調を崩して倒れ、救急車で運ばれました。そこで初めて、腎臓と心臓がかなり悪くなっていることが分かったのです。
父は1ヶ月以上入院し、治療を受けて退院できたのですが、長期間歩かなかった影響で足元がふらつくようになってしまい、家の中で何度も転ぶことがありました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
私は近くに住んでいるんですけど、何かあると結局は母が父のことをやってあげなきゃいけない。でも母も自分が動くのがしんどい中で、父のところまでちょっと手が回らないというのもありました。
食事を食べる量も少なくなってきちゃったりもして。色々考えた結果、病院を退院してすぐに家に戻るのではなく、一回、老健さんを挟んで1年ぐらいお世話になっていました。
ただ、老健はずっといられるところではないというのもあったので、母とも色々話し合って、自宅ではなくやっぱり誰かに見てもらいながら生活した方が本人も危なくないんじゃないか、ということで施設を探し始めました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
葛藤はもちろんありました。ただ「本人が行くと言ってくれるかな」というのが一番心配なところでしたね。入院している時から「家に帰りたい」というのは常々言っていたので。施設に移すまでが、私と母だけではどうにもいかなくて。ケアマネさんや、病院の地域包括のプロの方など、皆さんに色々説得してもらって、やっと老健に移したという経緯があったんです。
今回の施設に行く時も、本人が納得とまでは言わなくても、連れて行くまでがもう「どうしよう、どうしよう」という感じで。その不安はずっとありましたね。父の気持ちも分かるけれど、私も常にずっといられるわけではないし、母も精一杯だし…。そのバランスが難しかったなと思います。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
ホームページに記載されている金額だけで入れると思っていたんです。でも、実際に見学に行っていっぱい施設に話を聞きに行った時点で、「あと他にこれとこれがかかって、これをご準備いただいて…」と言われて。
オムツ代や医療代が別にかかるということを知らなくて、当事者にならないと知らないことが結構あるんだな、結構な金額になっちゃうんだな、というのは痛感しました。そこばっかりはなかなか予測がつかないところでしたね。
ただ、そうやって色々見て回った中で、まごころの家土浦西根さんはかなり安いかなというふうに感じたんです。「ここだったら追加費用を含めても払っていける」と思えたのが大きかったですね。正直、空きが出るのを少し待たせていただいたのですが、待ってでもここに入れていただいて、費用の面での不安は解消されました。