入居前はどのような状況でしたか?
父と母がイリーゼ横浜センター南さんにお世話になる前は、それぞれ別の施設で暮らしていました。もともと同じ敷地内の施設にいたのですが、母が入居していたグループホームでスタッフさんが一度に辞めてしまうということがあり、環境が少し変わってしまいました。褥瘡ができ始めたり、派遣で来られた男性の介護士さんを怖がるようになったりしてしまって。それで、別の施設に移ったのですが、そこは看護師さんが常駐ではなく、褥瘡の処置が毎日はできず、なかなか良くなりませんでした。
一方、父は看護多機能型の施設にロングステイという形でお世話になっていたのですが、行政の指導もあって隣の小規模多機能棟に移ることになりました。すると、これまでリハビリでなんとか歩けていたのが、コロナにかかったことをきっかけにおむつでの対応となり、そのまま寝たきりの状態になってしまったんです。自分でトイレに行けるということが父のアイデンティティでもあったようなので、それができなくなったことで、とても落ち込んでいるように見えました。
そんな状況で、母は「お父さんと一緒に暮らしたい」とずっと願っていました。母の体のこと、父の気持ちのこと、そして母の願い。それらを考え、二人で一緒に入れる施設を探し始めました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
本格的に二人で入れる施設を探し始めたのは、母の褥瘡がなかなか治らず、体の栄養状態も悪くなってしまったこと、そして父が別の施設に移ってから寝たきりになり、元気をなくしてしまったことが直接のきっかけです。何より、母の「お父さんのそばで暮らしたい」という切実な願いを叶えてあげたいという思いが一番でした。
実は、以前に母の施設を探していた時、イリーゼさぎぬまさんを見学したことがありました。その時の施設長さんが本当に素晴らしい方で、家族にも入居者にも心から寄り添ってくださる姿勢がとても印象に残っていたんです。それで、今回二人一緒の入居を考えていることをご相談したところ、快く受け入れてくださるとのことでした。
ただ、すぐにはお部屋が二つ空いていないということで、まずは同じ系列のイリーゼ横浜センター南さんで待たせてもらい、空きが出次第、さぎぬまさんに移るという流れになりました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
見学に伺った際、他の施設では施設長さんが案内してくださることが多かったのですが、こちらの施設ではご挨拶だけで、あとはケアマネージャーさんが担当してくださったのが少し不思議でした。「こういう施設もあるんだな」と感じたのを覚えています。
ただ、そのケアマネージャーさんは入居者さんやスタッフさんのことをとてもよく把握されている、しっかりした方でしたので、ご説明を聞いているうちに、見学の内容自体に特に不安を感じることはありませんでした。