入居前はどのような状況でしたか?
もともと叔母は東京で一人暮らしをしていたんです。目は全盲で不自由だったんですが、ずっと頑張って自力で生活していました。
でも、91歳という年齢もあって、本人から「そろそろ自分で自炊ができなくなってきている」という話が出たんですよ。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
そこで、「施設に入ってもいいよ」という叔母本人の希望もあって、施設探しを始めました。探し始めたら、今の施設はすぐに受け入れのオッケーが出たので、そのあたりはスムーズでしたね。
ただ、東京から広島への移動になるので、引越しや移動、あとは空き家になる自宅の引き払いの手続きなんかで、実際に入居するまでは2、3ヶ月くらい時間がかかりました。これは施設側の都合ではなく、あくまでこちらの準備に時間が必要だったという感じです。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
叔母は入居した当時でもう91歳でしたし、なにより全盲で目がまったく不自由な状態でしたから、正直なところ、施設探しを始めたばかりの頃は「本当に受け入れてもらえるんだろうか」っていう大きな不安があったんです。普通に考えれば、目が見えない高齢者をお願いするっていうのは施設側にとっても大変なことでしょうし、いろいろと理由をつけられて断られちゃうんじゃないかって、家族としてはどうしても身構えてしまう部分がありましたね。
でも、実際に足を運んで見学をして、当時の施設長さんからお話を伺ってみたら、こちらの心配をよそに「全盲でも受け入れオッケーですよ」って力強く言ってくださったんです。その一言をいただけたことで、それまで抱えていたモヤモヤした不安が一気に吹き飛びましたし、第一印象から「あ、もうここに決めようかな」っていう前向きな気持ちになれました。
建物の中の雰囲気についても、実際に歩いてみたら掃除も隅々まで行き届いていてすごく明るいですし、申し分ない環境だなと感じました。各フロアには職員の方の詰め所がちゃんとあって、手すりなんかの設備も叔母のような身体状況で安心して過ごせるように整えられていたんです。そうやって直接自分の目で確認できたことで、直感的に「ここなら大丈夫だ」って確信を持つことができました。