建物内に病院。通院の負担がゼロに
この施設を選んだ最大の決め手は、建物内に病院があったことです。8階までが入院設備も整った病院で、その上が住居スペースになっていました。父は泌尿器科への定期的な通院が必要でしたが、それもエレベーターで下に降りるだけ。私たち家族が仕事を休んだり、土曜日に時間を割いて付き添ったりする必要がなくなり、本当に助かりました。医療面での安心感が、何よりも優先したい条件でした。
「怖い」から「安心」へ。見守りのある入浴
一人暮らしの頃、父は「お風呂から出ると血の気が引いて、ふらふらする」と話し、一人で入浴することを怖がっていました。そのため、私が休みの日に付き添って、お風呂から出てくるのを待っているような状況でした。施設に入ってからは、スタッフの方が見守り、介助してくださるので、そうした心配は一切なくなりました。本人にとって、日々の生活の中での大きな不安が一つ解消されたことは、とても良かった点だと思います。
家族の心配事がなくなり、心にゆとりが生まれた
父が入居して、一番楽になったのは私自身かもしれません。一人暮らしの頃は、食事、通院、入浴、急な体調不良など、心配事が尽きませんでした。施設にお任せしてからは、そうした日々の基本的な生活の心配から解放され、心に大きなゆとりが生まれました。心配事の質が変わり、純粋に父との面会の時間を楽しめるようになったのは、大きな変化でした。
都心ならではの立地で、外出も自由に
施設が関内駅のすぐそばで、伊勢佐木長者町駅も歩いて行ける距離だったのは、父にとって良かったようです。天気の良い日には散歩に出かけ、古本屋で本を買ってくるのが楽しみだったと話していました。私たち家族が面会に行った際も、事前に夕食を断っておけば、一緒に外食を楽しむこともできました。コロナ禍になる前は、こうした自由度の高さも魅力の一つでした。
指先を動かすレクで、楽しそうな父の姿
碁をさす友達もできり、施設では定期的にレクリエーションが開催されており、父も参加していたようです。カラオケのような催しや、人形作りなど、内容は様々だったと聞いています。面会時に作品を見せてくれた時の楽しそうな表情は今でも覚えています。同年代の方々との交流の場があることで、日々の生活に張りが生まれていたのだと思います。