入居前はどのような状況でしたか?
父が75、6歳の頃の話です。もともとは母と二人、自宅でごく普通に暮らしていました。特に介護が必要という状態ではありませんでした。
ところが、ある日突然、父が腹部大動脈瘤で救急搬送され、緊急手術を受けることになったのです。幸い手術は無事に成功したのですが、やはり入院生活で体力はかなり落ちてしまいました。認知症の症状などはありませんでしたが、退院後、以前と同じように自宅で生活するのは難しいだろうと感じ、私たち家族だけでは支えきれないかもしれないという不安が頭をよぎりました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
手術を終え、少し落ち着いた頃、病院の担当者から「あまり長くは入院していられない」と告げられたのが、施設探しを始めた直接のきっかけです。退院までは長くても2週間から1ヶ月ほどしか時間がなく、その間に次の生活の場を決めなければならないという、非常に切迫した状況でした。
体力が落ちてしまった父を自宅で介護するのは現実的に難しく、私たち家族にとっては、施設にお願いする以外の選択肢はありませんでした。そこからは、とにかく空いている施設を探すために必死でした。仕事の合間を縫って10数件の施設に電話をかけましたが、「空いていません」「いつ空くかわかりません」という返答ばかりで、本当に途方に暮れました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
たくさんの施設に断られ続けた後、1週間ほどかけてやっと「空いています」と返事をいただけたのがこちらの施設でした。見学に伺った際、特に不安に思うことはありませんでした。
スタッフの方もたくさんいらっしゃって、何かあればすぐに対応していただけるのだろうという安心感がありましたし、お部屋も明るい雰囲気で好印象でした。テレビやベッドといった基本的な設備も整っており、もし足りないものがあっても自分たちで用意すれば済む話なので、特に不便は感じませんでした。