この施設を選んだ一番の決め手は、
母の主治医がいる病院からすぐ近くにあるという点でした。
入居前は、癒着による急な高熱が出るたびに、2時間以上かけて介護タクシーで病院へ駆け込むという生活で、親子共々心身ともに疲れ果てていました。いつ症状が出るかわからないという不安は、本当に大きなストレスでした。
しかし、こちらに入居してからは、何かあってもすぐに先生に診てもらえるという安心感が、何物にも代えがたい心の支えになっています。不思議なことに、入居してからは症状そのものが落ち着き、緊急で病院に駆け込むこともほとんどなくなりました。この安心感こそが、この施設を選んで最も良かったと感じる点です。母は、ここの食事がとても気に入っているようです。以前、短期で別の施設にお世話になったことがあるのですが、そこは外部から運ばれてくるお弁当のような食事で、母の口にはあまり合わなかったようでした。
その点、こちらの施設では
厨房で手作りされた温かい食事をいただけるので、「とても美味しい」と喜んでいます。生活の中で、大きな楽しみの一つになっているのだと思います。母は今、週に2回ある習字の時間を心待ちにしています。先生が一人ついてくださるそうですが、お手本を見ながら思い思いに好きな字を書く、という自由なスタイルが母には合っているようです。紙もたくさん用意してくださるそうで、集中して書き続けている、と話していました。
何より嬉しいのが、
書いた作品を施設内の壁にきちんと貼り出してくれることです。面会に行くと、母の書いた字が飾られていて、本人も「貼ってあったでしょう」と、とても誇らしげです。自分の作品が認められるという経験は、大切な生きがいになっているのだと思います。楽しみながら続けられることがあるのは、本当にありがたいです。
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