入居前はどのような状況でしたか?
入居前、父は母と2人で自宅で暮らしていました。父は酸素ボンベを使用していましたが、杖などは使わずに普通に歩行ができ、日常生活を送っていました。私は県外に嫁いでいたため頻繁には実家に通うことができず、近くに住む妹が両親の様子を見てくれていました。遠方に住んでいる身として、両親だけで暮らしていることに対して常に心配な気持ちは抱えていました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
夏に両親が2人とも熱中症にかかって入院したことが直接のきっかけでした。入院先の病院から「もう自宅で生活を続けるのは危険です」と告げられ、退院後の生活の場として病院からこちらの施設を紹介されました。3ヶ月ほど入院生活を続けた後、10月の退院に合わせて施設へ入居する流れとなりました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
私は父はまだ家で過ごせると思っていましたし、父本人も施設に入ることを嫌がっていました。しかし、近くでサポートしていた妹は早く施設に入ってほしいという考えでした。私自身は反対でしたが、遠くに住んでいて日々の介護を任せている立場上、自分の意見を強く主張することは良くないと感じていました。妹の意向を尊重して入居を決める形にはなりましたが、嫌がる父の姿を見てとても悲しく、複雑な思いでした。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
見学の時点では、不安やネガティブに感じる点は特にありませんでした。公立の大きな病院で院長を務められていた有名なお医者様が経営されていて、毎日回診してくださるという説明を受けていたため、医療面でとても安心感がありました。また、建物が建って間もなかったようで館内も清潔感があり、部屋もちょうど空いていて両親それぞれに個室を用意できたため、ありがたい気持ちで見学を終えました。