他の施設に断られた事情も受け入れてくれたこと
この施設を選んだ一番の理由は、他のどこも受け入れてくれなかった母の状況を理解し、「大丈夫ですよ」と言ってくださったことです。認知症の症状で娘である私に危害を加えてしまったという事実は、施設探しにおいて非常に大きな壁となりました。見学に行って正直に話すたびに断られ、本当に八方塞がりの状態でした。そんな中で、この施設だけが受け入れを表明してくれたのです。
当時の私にとっては、まさに救いの手でした。施設の中を見学して比較検討するという段階ではなく、とにかく母を受け入れてくれる場所を見つけることが最優先でしたから、ここで断られていたらどうなっていたかわかりません。本当に「藁にもすがりたい思い」でたどり着いた場所だったので、入居が決まった時は心から安堵しました。
母の精神的な安定を取り戻してくれたケア
入居後の母の様子も、この施設にお願いして良かったと感じる点です。入居直後には脱走騒ぎもあったほどでしたが、その後は施設のスタッフの方々のケアのおかげもあってか、精神的にとても安定してきていると聞いています。
私自身は直接会っていませんが、定期的に面会に行ってくれている母の友人からも「元気そうにしていたよ」と報告を受けており、穏やかな日々を送れているのだと実感しています。専門的なケアのもとで、母が落ち着いた生活を取り戻せていることが、何よりありがたいです。
家族の状況に合わせた、適切な連絡体制
施設とのコミュニケーションの取り方も、私にとってはちょうど良く、安心材料になっています。私は母の精神的な安定を考え、あえて面会に行かないという選択をしています。施設側もその意向を理解してくださり、普段は特に連絡はありません。まさに「頼りがないのは無事の証拠」として、安心して日常を過ごすことができています。
その一方で、先日母に歩行器が必要になった際には、きちんと電話で状況を説明し、相談してくださいました。このように、日頃はそっと見守りつつ、必要な時には的確に連絡をくださるという距離感が、離れて暮らす家族にとっては非常に信頼できる点です。

