母が生き生きと過ごせている一番の理由は、充実したレクリエーションだと思います。特に楽しんでいるのがお習字で、施設側で筆や墨、半紙まで何枚でも用意してくださるそうです。こちらで何も準備しなくても良いので、気軽に始められたのが良かったようです。
さらに、書いた作品は壁に張り出されるそうで、他の入居者の方の作品と見比べながら「自分のほうがうまい」と自慢していると聞き、微笑ましく思いました。そうした
小さな競争心が、日々の生活に張り合いを与えてくれているのだと感じます。カラオケも、良い気分転換になっているようです。ここのスタッフの方々は、過剰に干渉せず、必要な時に的確なサポートをしてくださる印象です。母は、あまりベタベタと世話を焼かれるのを好まない性格なので、この「適度に放っておいてもらえる」距離感がとても気に入っているようです。
例えば、トイレへの移動も「まだ自分でできる」と、スタッフの手を借りずに自分で行っていると聞きました。施設側も母のその気持ちを尊重し、見守ってくれているようです。できることは自分でやりたいという
母の自立心を大切にしてくれる姿勢が、本人の尊厳を守り、穏やかな生活につながっているのだと思います。入居して間もない頃、母が「食事の味付けが少ししょっぱい」と感じたことがあったそうです。そのことを施設の方に伝えたところ、すぐに改善していただけたようで、その後は「美味しくなった」と喜んでいました。日々の
小さな不満や要望をきちんと聞き入れ、対応しようとしてくれる姿勢が見えたことで、こちらも施設への信頼感が増しました。入居者一人ひとりの声に真摯に耳を傾けてくれる安心感は、長くお世話になる上でとても大切なポイントだと感じています。
...続きをみる